
来季から新監督に就任する元ソフトバンク監督の工藤公康氏(63)について、加藤宏幸球団社長が8日、名古屋市内の球団事務所で取材に応じ、今後のスケジュールなどを明かした。
球団は工藤氏に長期政権を期待している。加藤社長は任期について「もちろん長くやっていただいて。次の(球団創設)100年に向けて、強固なチームづくりをしてほしい」と話し、長期的なチームづくりを期待した。
工藤氏の就任会見や、22日に行われるドラフト会議への同席など、具体的な合流時期は現在調整中。工藤氏の現在の仕事との兼ね合いもあるため、日程が決まり次第、発表する。工藤氏は秋季練習や秋季キャンプを含め、できるだけ早く現場に足を運ぶ意向を示しているという。
コーチ人事については、工藤氏から具体的な要求が出ているわけではなく、編成を含めて球団主導で進めていく方針だ。工藤氏は「選手を1年でも長く現役でやらせてあげたい」という思いを持っており、そのために鍛えることは必要と考えている。一方で、選手に練習などを強制するのではなく、「あくまでも選手と話し合いを重ねて、選手が納得して取り組んでくれるかが大事」としているという。対話を重ねながら選手の成長を促す指導で、チームの再建を目指していく。
◆工藤公康(くどう・きみやす)1963年(昭38)5月5日、愛知県生まれ。名古屋電気から81年ドラフト6位で西武入団。ダイエー、巨人、横浜、西武と渡り歩き、MVP2度。最優秀防御率4度、最高勝率4度、最多奪三振2度。優勝請負人と称され、日本シリーズでもMVP2度。47歳の10年に現役引退。通算224勝142敗3セーブ、防御率3・45。15年からソフトバンク監督を務め、在任7年でリーグ優勝3度、日本一5度。16年に野球殿堂入り。正力松太郎賞5度。現役時代は176センチ、80キロ、左投げ左打ち。
