
<社会人野球日本選手権・関東地区代表決定戦:セガサミー4-6日産自動車>◇6日◇等々力野球場
今季限りで廃部するセガサミー(東京)が4-6で日産自動車(神奈川)に敗れ、公式戦全日程が終了した。試合後、ナインはスタンドに深々と頭を下げ、05年創部から21年間にわたる歴史に区切りをつけた。
佐藤俊和監督(38)は「選手たちを勝たせてあげられなかった。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」と涙を流した。試合前には全員と握手し、1人ずつハグ。「ありがとう。頑張ろうぜ」と声をかけた。「結果が出てからではなく、終わる前に何ができるのかが大事」と、最後の時間を選手と共有した。
今秋ドラフト候補の樫村佳歩(けいと)投手(23=立正大)は先発で5回4失点。2回に先制を許し、3回には自身のバント処理ミスも絡んで3失点。「今日は踏ん張りきれなかった。ストレートは悪くなかったけど、相手の方が上だった」と唇をかんだ。入社1年目だが、チームの廃部による特例措置で今秋ドラフト対象となる。「全てが初めてだった。応援も部という形も初めて。いろんな気持ちが混ざった1年」と振り返った。
166センチと小柄な体を武器に変えるため、大学時代から体幹を鍛え、社会人で配球や駆け引きも学んだ。すでにNPB球団から調査書が届いている。「やっぱり、負けない投手を目指してやっていきたい」と上の舞台を見据えた。
一方、チームの歴史は形を変えて受け継がれる。アルフレッサホールディングスの子会社、アルフレッサが新設する社会人野球チームにセガサミーを継承する。今月中旬から選手との面談を開始する。佐藤監督は「これからは1人1人が歩む人を決めていくことになる。セガサミーについては、本当にありがとうございましたという気持ちです」と結んだ。
