
阪神が2リーグ制後球団初のセ・リーグ連覇を果たした。139試合目で他の5球団を振り切った。日刊スポーツの評論家陣が、今季の阪神の強さを解説した。
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阪神が連覇を果たせた最大の要因はクリーンアップの破壊力、特に森下のホームラン数が大きく伸びたことにある。前回の岡田政権下では1、2番が出塁して下位の木浪らにつなぐ形が主流だったが、今回は3、4、5番の強烈な打力がチームの大きな強みとなり、相手への脅威となった。
また、シーズン後半に新戦力が台頭したことも大きかった。8月以降は野手で元山、投手で木下や工藤といった新戦力が加わり、終盤を戦い抜く体制が整った。後半戦に向けてチームに新たなプラスアルファをもたらすマネジメントが機能した。
そして決定的な差となったのが、阪神が「大人のチーム」へと成熟していた点だ。選手たちが過去の優勝体験を通じてゲーム展開や勝ちパターンを熟知しており、打席でもピッチングでも「今自分が最低限やるべきこと」を一人一人が理解していた。無死二、三塁などの勝負どころで確実に犠牲フライを打って1点を奪い、次のバッターを楽にさせて追加点につなげる。個々の力はあっても打線のつながりに欠けるDeNA、変革期でチームを作り上げている巨人に対し、この「戦い方の成熟度」の差が大きく表れた。(日刊スポーツ評論家)
