
阪神が2リーグ制後球団初のセ・リーグ連覇を果たした。139試合目で他の5球団を振り切った。日刊スポーツの評論家陣が、今季の阪神の強さを解説した。
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阪神にとっては苦境を乗り越えながらのリーグ連覇になった。強いチームが連続優勝を逃すときは、投打の主軸に故障者が出ることが多い。今年はまさに同様のケースだが、そのジンクスを打ち破った。
2月の春季キャンプ中に石井が左アキレス鍵断裂、開幕後の4月下旬に近本が左手首骨折で戦線離脱の試練に見舞われた。たちまちチームの弱点になったが、それをカバーしたのが森下、佐藤の3、4番だった。
現場にいたときに彼らを知るものとしても、周囲が思った以上の成長のスピードと活躍だったことだろう。森下にはさまざまな面でまだムラがあるが、佐藤はチームの精神的支柱といっていいほどだった。
WBCでドジャース大谷に接したことも大きかった。打撃技術に関しては、当たり前とはいえ毎年修正した。また攻守だけではなかった。走者になった際の走塁のテクニックは際立ったといえる。
そしてチームが苦しいときに働いたのは近本だ。フォームの試行錯誤を繰り返しながら調子を取り戻したのはさすがだった。今まで連覇のない阪神だったが、ここからまだまだ勝っていかないといけない。(日刊スポーツ評論家)
