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【日本代表】U21、アジア大会3大会連続準V 強敵韓国に力及ばず


【写真】日本対韓国 後半、スクリーンを見つめる日本大岩剛監督(撮影・森本幸一)

<愛知・名古屋アジア大会:日本0-1韓国>◇3日◇決勝◇豊田スタジアム

U-21日本代表がU-23韓国代表に0-1で敗れ、4大会ぶり2度目の金メダルを逃した。後半16分に1点を奪われ、32年ぶりの自国開催で重圧がかかる中、23人の総力戦で立ち向かったが、及ばなかった。来年3月からA代表監督に就任する大岩剛監督(54)は、母校・清水商(現清水桜が丘)時代に指導を受けた大滝雅良さんが3日に死去。恩師にささげるアジア制覇とはならなかった。

◇   ◇   ◇

悔しい3大会連続銀メダルとなった。日本は9月30日の準決勝ウズベキスタン戦からスタメン10人を入れ替えて大会3連覇中の宿敵・韓国戦に臨んだが、敗れた。

試合開始から相手の圧力を受けて劣勢を強いられたが、徐々に持ち直す。前半29分にFWンワディケ・ウチェブライアン世雄(21=オールボー)が負傷退場するアクシデントが発生。代わりにFW福永裕也(21=京産大)が投入され、MF嶋本悠大(21=清水エスパルス)を1列上げて、右サイドだったMF石井久継(21=湘南ベルマーレ)をインサイドハーフに落とすなど、微調整する。

するとリズムが生まれる。日本がボールを保持するようになり、同37分にはMF横山夢樹(21=セレッソ大阪)が左サイドを破り、ファーサイドのFW福永がシュート。惜しくも枠外となったが、ゴールに迫った。両チームとも得点を奪えず、0-0で前半を終えた。

主導権を握り、優位に試合を進めていた0-0の後半16分、左サイドを突破され、クロスをGK荒木琉偉(ガンバ大阪)が弾くも、こぼれ球を相手MF厳志成(オム・ジソン=スウォンジー)に決められ、失点を喫した。

1点を追い、攻撃を仕掛けたが韓国の牙城は高かった。

どうしても勝ちたい理由があった。大岩監督の高校時代の監督だった大滝さんがこの日、逝去。前線のプレーヤーからサイドバックに転向するきっかけとなった恩師の訃報を知りつつ、決戦に立ち向かった。

「清商魂」は脈々と受け継がれる。大滝さんが唱えた「勝って学ぶ、勝ち続けて学ぶ」は大岩監督がこの世代に求め続けたこと。今大会ではGK小林将天(松本山雅)以外の22人を起用するなど、総力戦で勝ち上がった。攻め込まれながら耐えた準々決勝の北朝鮮戦、ビハインドから土壇場で追いつき、PK勝ちした準決勝ウズベキスタン戦と勝負強さを発揮して進化を遂げた。

日本は2年後のロサンゼルス五輪を見据えて21歳以下のメンバーで挑み、韓国は大会規定通りの23歳以下、かつ24歳以上のオーバーエージ枠をフル活用。年上のアジアのライバルに堂々と戦ったが、壁は高かった。【佐藤成】

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