
<ファーム日本選手権:日本ハム7-6ソフトバンク>◇3日◇しずてつスタジアム草薙
ファーム日本選手権ファーストステージ(準決勝)が3日、静岡・しずてつスタジアム草薙で行われ、東地区優勝の日本ハムが12年目のベテラン浅間大基外野手(30)の一打で西地区優勝のソフトバンクを下し、4日の決勝へ駒を進めた。決勝の相手はワイルドカードから勝ち上がった巨人。
同点で迎えた9回1死二、三塁。一時は4点あったリードも9回に追いつかれ、流れがソフトバンクに向く中での一打だった。「なんとか事を起こせれば」と嫌なムードをひと振りで振り払った。追い込まれてからの9球目を捉えた打球は一塁線へ。ワンバウンドで一塁手のミットに収まる打球だったが、三塁走者の常谷拓輝内野手(22)は迷わずスタートを切った。ヘッドスライディングで本塁を陥れ、浅間も「良いスタートを切ってくれた。常谷に感謝したい」と劇的なサヨナラ勝ちをもぎ取った。稲葉篤紀監督(53)も「なんとかしようという姿勢が出てた。みんながつなぐ意識をしっかり持って戦ってくれた」と称賛。1軍が今季ソフトバンクに5勝18敗2分けと大きく負け越したなかで「弟分」が一発勝負を制した。
ファーム日本一へあと1勝も、あくまで見据えるは1軍の舞台。浅間は「1軍のシーズンもまだ終わってないので、そこに向けてのアピールになる。まずは目の前の試合、明日の試合に集中したい」とCSへ向けて覚悟を示した。【田島優大】
