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【福島良一MLBコラム】3年連続世界一に英雄は欠かせない 大谷翔平はディマジオらに続くか


【写真】大谷翔平(2026年撮影)

いよいよメジャーリーグはポストシーズンが開幕。ドジャースにとって3年連続世界一を懸けた熱戦の火ぶたが切られました。過去の長い歴史でワールドシリーズ3連覇に輝いたのは2球団、のべ4チームだけ。そこにはチームを3連覇に導くヒーローがいました。

まずは1920年代がヤンキースの第1期黄金時代なら、30~40年代初めにジョー・マッカーシー監督のもと第2期黄金時代が到来。36~43年までの8年間に7度リーグ優勝、うち6度の世界一。36~39年には初のワールドシリーズ4連覇を成し遂げました。

その時の立役者が若き大スター、ジョー・ディマジオでした。36年のワールドシリーズで初めてヤンキースは現役引退したベーブ・ルースなしで戦い、その伝説の本塁打王に代わって新人ディマジオが中堅手として走攻守に大活躍。以来、チームを4年連続世界一に導き、全米のファンを熱狂させました。

さらに記録を書き換えたのが第2次世界大戦後のヤンキースで、49年から名将ケーシー・ステンゲル監督のもと、不滅のワールドシリーズ5連覇を達成。そのときにディマジオの後継者としてミッキー・マントルがデビューし、史上最強のスイッチヒッターとして第3期黄金時代を築きました。

その後、70年代にアスレチックスが黄金時代を迎えました。当時のチャールズ・О・フィンリー・オーナーが選手全員に口ひげを蓄えさせたことから、別名は「ムスターシュギャング」。主砲レジー・ジャクソンを中心とした荒くれ軍団で殴り合いなど日常茶飯事。それでもチームは強く、72年から3年連続世界一となりました。

その一匹おおかみで優勝請負人のジャクソンがFAとなり、77、78年に長らく低迷していたヤンキースで2年連続世界一に貢献。特に、77年ワールドシリーズ第6戦に3打席連続本塁打の離れ業で名門チームを復活。10月の大舞台に強い男の真骨頂を示し、「ミスターオクトーバー」の称号を得ました。

それから90年代後半になると再びヤンキースの黄金時代がやって来ました。名将ジョー・トーリ監督のもと、「コア4」と呼ばれるデレク・ジーター、アンディ・ペティット、ホルヘ・ポサダ、マリアノ・リベラと生え抜きの主力4選手が大活躍し、98年から3年連続世界一に輝きました。

何しろ、第11代主将ジーターは名門球団一筋20年間も遊撃手としてプレー。先発左腕ペティットはポストシーズン史上最多の通算19勝と大舞台での強さを発揮。強打の捕手という伝統を受け継いだポサダも名門球団一筋17年間マスクをかぶり、絶対的守護神リベラは歴代1位の通算652セーブを記録しました。

そして、24、25年ポストシーズン通算11本塁打と大舞台でも圧倒的なパワーを発揮し、ワールドシリーズ連覇の立役者となった大谷翔平。はたして、偉大なディマジオ、マントル、ジャクソン、ジーターらに続き、今世紀初となる3年連続世界一のヒーローになるか注目です。【大リーグ研究家・福島良一】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「福島良一の大リーグIt's showtime!」)

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