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【広島】「白」と認めた小園海斗ら4選手の戦力外通告で事態収束を図った球団の決断/記者の目


【写真】戦力外通告された広島小園海斗(撮影・加藤孝規)

広島は1日、昨季打撃2冠で今春のWBC日本代表選手の小園海斗内野手(26)、矢野雅哉内野手(27)、前川誠太内野手(23)、田村俊介外野手(23)の4選手と来季の契約を結ばないことを発表した。1月27日に羽月隆太郎元選手(26)が「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物エトミデートを使用したとして逮捕されてから、球団では内部調査を進めてきた。鈴木清明球団本部長(72)は「エトミデート、ゾンビたばこを使用したという事実は確認できておりません」と説明。来季構想外となった4選手も「ゾンビたばこ」の使用などへの疑念が深まったわけではない。球団として「白か黒かでいえば、白」との認識を示す。

   ◇   ◇   ◇

広島球団は、4選手への戦力外通告によって事態の収束を図った。1月の元選手逮捕から騒動が大きくなったのは、後手に回った球団対応もあったように感じる。長引く事態を収束させるためには、誰かが責任を取る必要がある。現場の長である新井監督は計3度、球団に辞意を申し出た。一方、鈴木球団本部長は「個人のプライベートの活動をどこまで我々が責任を持つのか、判断がいろいろある」とした。

書類送検された矢野も、前川も、まだ結論は出ていない。不起訴となる可能性も、当然ある。小園と田村は週刊誌に写真が掲載されたことで「グレー」として疑惑の目が向けられたものの、それ以上のものは確認されていない。球団内の調査結果で4選手とも「白か黒かでいえば、白」と球団は認めている。シーズン中「疑わしきは罰せず」と対応してきた球団が一転して、「信頼関係を築くことが難しい」という理由で決断した。

責任を取ったのは選手だった。それぞれ会見で、チームに迷惑をかけた責任を口にしていたように、彼らにも当然、落ち度はある。それでも「信頼関係」は双方向で成り立つもの。この決着を彼らだけが背負うのは、酷に感じる。【広島担当=前原淳】

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