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【とっておきメモ】ヤクルト青柳晃洋の悔しさ感じながら前向き続けた半年 石川雅規には質問ぜめ


【写真】ヤクルト青柳晃洋(2025年撮影)

<とっておきメモ>

ヤクルト青柳晃洋投手(32)が来季の戦力構想から外れたことが28日、分かった。昨年7月にフィリーズ傘下2Aを自由契約となり、同月末に加入。昨季は3試合の登板で未勝利に終わり、今季はここまで1軍昇格はなかった。現役続行の意向とみられる。

   ◇   ◇   ◇

青柳は2軍で汗を流し続けた約半年間、悔しさを感じながらも前を向いてきた。

「結果を出すしかない。(ケガが)もったいなかった、悔しいという気持ちが一番だけど、起きてしまったものはしかたない。これからどうするか」

今年2月の春季キャンプは1軍スタート。実戦でも結果を残し、手応えがあったが終盤に故障離脱となった。3月上旬にはブルペン投球を再開し、同月末には「キャンプのときがベスト。それに比べたら8割ぐらい」。感覚を取り戻しつつあり、4月上旬には実戦復帰した。アピールを意識しすぎずに、「野球選手として試合をやる以上、どんな場所でもその日の自分の持てるものを出す」という考えで奮闘。1軍昇格の機会はなかったが、マウンドで懸命に投げ続けた。

もちろん、“ケガをして良かった”と思うアスリートはほとんどいない。ただ、得るものがあることも少なくはない。青柳にとっては、今季限りで現役引退の石川からの学び。キャンプでの故障離脱後、2軍施設でともに過ごす時間が増え、3月末には、参考になったことは「数え切れないくらいある。質問攻めにしてるんで」と明かした。例えば「キャッチボールの上手、下手ってなんなんですかね?」と質問。現役最年長の通算188勝左腕ならどう答えるのか気になり、今季最後までさまざまなことを話し合い、ともにタイトル経験者であってもおごらず、学び続けた。

ともにプロ野球選手として体が大きい方ではなく、160キロの直球を投げるわけでもない。恵まれた体格とはいえないが、タイトルを獲得するなど第一線でプレー。「石川さんは188勝しているということは絶対何かが詰まっているんですよ。それってすごくないですか?」。共通点ともいえるところがあるからこそ、考え方、投球術、組み立て方、コンディショニング、経験を聞きまくった。

22年には“投手4冠”にも輝いた右腕。現役続行となれば、1年間ファームで前を向き続けて得たものが、“再起”への好材料になることは間違いない。【塚本光】

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