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大の里復活Vに師匠の二所ノ関親方もこらえ切れず笑顔「今日ぐらいは褒めてもいいのかな」


【写真】師匠の二所ノ関親方(右端)の前で安青錦(中央)を突き出しで破り優勝を決めた大の里(撮影・中島郁夫)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇27日◇東京・両国国技館

横綱大の里(26=二所ノ関)が相星決戦を制し、新入幕以降、自己最長ブランクの6場所、実に1年ぶり6度目の優勝を果たした。3敗で並んでいた大関安青錦(22=安治川)を圧倒。突き出しで秋場所3連覇を果たした。土俵下から審判として見守った師匠の二所ノ関親方(40=元横綱稀勢の里)は「今日ぐらいは褒めてあげていいかな」と、こらえ切れない笑顔を見せながら話した。

大の里の優勝決定後の二所ノ関親方の一問一答は以下の通り。

-大の里関が1年ぶりに優勝しました。率直な感想を

二所ノ関親方(以下、師匠) よく立て直してくれました。

-千秋楽の勝因は

師匠 気負わず、自分の相撲を取れたこと。この2日(連敗した13、14日目)は気負って、空回りして、いつも以上の力を出そうとしていて「らしくない」相撲でした。今日は、自分ができる限りのことを、しっかりやると、立ち向かったのがよかったです。

-13、14日目の連敗を、師匠はどう見ていましたか

師匠 連敗していたから「かからない(焦らない、気負わないの意味)」ように。とにかく「かからない」ように淡々と(相撲を取ってほしい)と思っていました。

-先場所は苦しい15日間でした

師匠 クンロク(9勝6敗の意味)だからね。悔しさも恥ずかしさもあっただろうし、それが今場所の糧になったと思います。

-苦しい1年間でした

師匠 今までの相撲人生は、自分で考えたことがないぐらい勢いだけできたところがあったと思うんです。私も近くで見ていましたが(周囲から)いろんなことを言われながらやってきました。

-1年前の前回優勝の時よりも成長した部分は

師匠 12勝だからね。成長してないんじゃない(笑い)。いつも本人には「(本当の)優勝は13勝以上だぞ」と言っているので、13勝、14勝して初めて納得できるのでは。この12勝が、また成長しようというきっかけになれば。

-これまでとは違い、師匠も土俵下から優勝を見守っていましたが、どのような気持ちで見ていましたか

師匠 気負わず普通にやれば、対戦成績で上回っているので(取組前の時点で大の里の4勝1敗)、力を出せるのではないかと思っていました。

-師匠自身は、どんな気持ちで見ていましたか

師匠 緊張感はなく、いい感じで見ていました。

-今場所に向けた調整はどう見えましたか

師匠 稽古場以外の見えないところでも(トレーニングなどを)、やっていることは知っていました。復活するぞというか「強くなるんだ」という気持ちでやっていました。まあ、あんまり厳しいことを言ってもね。今日ぐらいは褒めてあげてもいいのかな(笑い)。とはいっても12勝だからね。また13勝できるように本人も頑張るでしょうし、私も指導していきたいです。

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