
自力で甲子園胴上げだ。セ・リーグ連覇が近づく阪神は27日、全体練習を行わず休養に努めた。
28日も試合がなく29日からは甲子園でヤクルト、ヤクルト、巨人との3連戦。昨年に続く自力での本拠地胴上げの可能性が横たわっている。
巨人の動向はもはや関係ない。眼前にいる敵を倒していくだけ。打線をけん引する佐藤輝明内野手(27)は「いやもう、やることは変わらないので。目の前の戦いに集中してやっていきたいと思います」とシンプルに語った。
一戦必勝で136試合を戦ってきた。9月に入ってどん底の7連敗もあった。巨人にゲーム差なしに迫られた日もあったが、修羅場をくぐり抜けたナインはたくましかった。連敗後は7勝2敗。打線がつながり、息を吹き返した。一気にVロードに突入した。
佐藤は前の試合で2年連続の100打点をクリア。調子を上げている。打率3割1分5厘、37本塁打と合わせた打撃3冠にばく進中。甲子園では22年に並ぶ自己最多13本塁打で、球場別でももちろんトップ。サク越えが難しい本拠地で力強く快打を連発してきた。佐藤が本拠地3連戦で最高の景色をファンに届ける。【柏原誠】
◆胴上げメモ 阪神は2リーグ分立後、セ・リーグを7度制覇。うち6度は甲子園で胴上げ。8月にある長期ロードの影響で9月以降に甲子園の試合が多く組まれる事情もある。62年はシーズン最終戦で勝利。64年はダブルヘッダー第1試合に勝って甲子園で胴上げ。85年は唯一のビジター。神宮でヤクルトを下した。03年はマジック2のデーゲームにサヨナラ勝利。2時間後、ヤクルトが敗れたため「待ち」でV決定。再び選手がグラウンドに飛び出した。05年は巨人戦に勝って甲子園胴上げ。23年もマジック1で巨人を下して本拠地に歓喜の輪を作った。25年は史上最速9月7日に優勝。マジック1の甲子園で広島を倒した。
