
<ジャイアンツ3-4ドジャース>◇26日(日本時間27日)◇オラクルパーク
ドジャース大谷翔平投手(32)が、本調子になかなか戻らない。「2番DH」で出場した26日(日本時間27日)のジャイアンツ戦は5打数1安打。打席内容に課題が残った。ロバーツ監督は試合後、「ヒットを打ちたい、スイングを取り戻したいとの思いから焦りが出ているのか分からないが、ボール球を追いかけるのが少し多かった」と、メンタル面の影響を指摘した。
右上腕二頭筋の炎症から復帰して4試合。この期間のスイング判断を分析した。大谷がスイングしたのは34度。そのうちボール球を振ったのは14球で41・2%だった。サンプル数が違うため単純比較はできないが、今季、打撃好調だった6月は191スイング中、ボール球を振ったのは67球で35・1%。3戦連発もあり4試合連続打点を挙げた6月9~13日は29%だった。
自己最多55本塁打を放った昨季はどうだったか。絶好調の5月は、220スイングでボール球を振ったのは64球の29・1%だった。3戦連発を含む4本塁打、8打点を挙げた14~17日の4試合は、37スイングのうちボール球を振ったのはわずか7球。18・9%で違いが顕著に表れている。
ストライクを振り、ボール球は振らない、シンプルな好球必打ができているか否かは、好不調のバロメーターでもある。ロバーツ監督はこの日、「一番は、ストライクを振らなければ、いいスイングはできないということ。私はそう思っている」と語った。
3回の第2打席では初球の低めチェンジアップに対し、ABSのチャレンジを要請したが、ストライク判定は覆らなかった。現状ではゾーンの見極めにズレがある。10月3日(同4日)から始まる地区シリーズを前に実戦調整できるのは、レギュラーシーズン最終戦の残り1試合。1打席、1打席が大事になる。(サンフランシスコ=斎藤庸裕)
