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【日本代表】因縁の相手・北朝鮮に勝利 大ケガで2年ピッチにたてなかったンワディケが決勝弾


【写真】サッカー男子日本対北朝鮮 試合終了、日本大岩剛監督は選手、スタッフらとタッチを交わす(撮影・森本幸一)

<愛知・名古屋アジア大会:日本1-0北朝鮮>◇26日◇準々決勝◇豊田スタジアム

U-21日本代表が1-0でU-23北朝鮮代表を下し、3大会連続で4強に進んだ。前半39分に今大会初先発のFWンワディケ・ウチェブライアン世雄(21=オールボーBK)が決勝弾となる先制ゴール。前回の23年杭州大会の対戦時に大荒れとなった因縁の相手に対し、自国舞台で再び勝利した。4大会ぶり2度目の優勝へ向け、30日にU-21ウズベキスタン代表との準決勝(大阪・長居)に臨む。

  ◇  ◇  ◇

日本が激しいゲームを制した。0-0で迎えた前半39分。ペナルティーエリア手前で背後からのロングボールを受けたFWンワディケが、冷静に右足を振り抜いた。左隅に低い弾道で決め、重苦しい雰囲気を一掃。これが決勝弾となり、4強進出の立役者となった。「背後に落ちたボールは得意。そこを狙ってうまくいった」とほほ笑んだ。

ンワディケはナイジェリア人の父と日本人の母のもとに生まれた21歳。中3時に大腿(だいたい)骨頭すべり症の大ケガを負った影響で約2年ピッチに立てない時期もあったが、腐らなかった。「プロになる自信があった。変に自信があって、それは今も変わらない」。故障期間も体幹トレーニングを欠かさず、高3時にJリーグや海外クラブの練習に参加。今年5月に桐蔭横浜大を退部し、デンマークの2部リーグに挑戦した。

そんな不屈の21歳が、この一戦で決めたことが大きい。北朝鮮とは3年前の前回大会準々決勝でも対戦。その時は北朝鮮選手が日本の給水ボトルを強奪したり、試合後に主審を追い回したりと物議を醸した。この日の再戦でも激しいチャージを受けた中、ンワディケが貴重な先制点を奪取。「厳しい展開が続いたけれど、自分たちのやり方を貫き通せた」。来年3月からA代表を兼任する大岩剛監督(54)の前でアピールとなった。

次戦は3大会連続の決勝進出がかかる。ンワディケは「得点を取ってチームを勝たせたい。第一にチームが勝つことを忘れずに全力で戦う」と宣言。若き日本代表が、4大会ぶりの金メダルへ突き進む。【藤塚大輔】

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