
<大相撲秋場所>◇14日目◇26日◇東京・両国国技館
東前頭6枚目の朝乃山(32=高砂)が、痛恨の4敗目で、優勝の可能性が消えた。
関脇藤ノ川(21=伊勢ノ海)を相手に、左から抱え込んで出た。一気に土俵際まで攻め込んだが、右からすくわれて、さらに突き落とされた。
前のめりに倒れる中で、何とか相手の足を取りにいったが、相手の体勢を崩すにはいたらず、先に土俵に落ちて4敗目を喫した。
「攻めが雑だった。正面において逃げないようにしたけど。とっさに足を取りに行ったが、藤ノ川関の足腰が強くて、残られました」と振り返った。
優勝争いの緊張もあったか?と質問されて「緊張したかも。でも動きは悪くなかった。前に出て負けたので。負けて(4敗目)優勝はないので、すがすがしいです」と口にした。
そして、周囲を見回して「記者の人が暗い顔なんで、ひきずられますね。もう終わったんで仕方ないです。暗い顔しないでください」と笑いを誘った。
ただ支度部屋から帰る直前、大の里-琴桜の結びの一番をモニターで確認した。
大の里がまさかの連敗で、11勝3敗。
朝乃山が3敗をキープしていれば、優勝決定戦に回る可能性があった。
報道陣に「暗い顔しないでください」と語りかけていた32歳だったが、「あー、悔しい」と思わず声を上げていた。【益田一弘】
