
<FUTURE LEGACY MATCH:JAPAN DREAM3-1MIYAGI FUTURE U-15>◇24日◇キューアンドエースタジアムみやぎ
日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長(49)が24日、宮城・Qスタで行われた日本代表対ウルグアイ代表の前座試合に出場した。
2011年の東日本大震災から15年。復興と未来への継承をテーマに宮城県内の15歳以下で構成されたチームと対戦した。宮本会長は02年W杯日韓大会メンバーらとともに、キャプテンマークを巻いてプレー。「あれから15年経つかと思いながら。JFAは震災のところ、起こったところに対してちゃんと寄り添うとか、防災をどうするとかを発信していきたい」と決意を語った。
震災の年に生まれた子どもたちとボールを蹴り、全力で戦った。「11年にみんな生まれている。その時のことを我々は大事にしているよ、ということが伝われば」。3-1の貫禄勝ちで観客を喜ばせた。
同会場は02年W杯の決勝トーナメント1回戦でトルコに敗れた地。24年ぶりに訪れたという。「やっぱりピッチに整列した時は、その時のことを思い出した。雨降っていたなとか。そういう意味でも感慨深かった」とかみしめた。
レジェンド相手に一矢報いたストライカーは、運命に導かれてピッチに立った。FW馬場煌介(こうすけ=14)は前半10分に元日本代表DF坪井慶介氏をぶち抜き、ゴール。「走り勝って1点決めたいと思っていた」と会心の一撃だった。
11年10月13日生まれ。まだおなかの中にいた震災当日、母親が海沿いで買い物していたが、歯が欠けたため、急きょ名取市にある自宅付近の歯医者に行って津波の被害を逃れたという。 「本当に奇跡でした」
生い立ちも含め、震災は人生と切っても切り離せない。「震災からいろんな人たちの関わりがあってピッチの上に立てている。日常の当たり前を感謝して、みんなのおかげで楽しめている姿を届けられたら」。先人たちに思いをはせながら、未来にバトンを受け継いでいく。【佐藤成】
