
<広島1-2巨人>◇23日◇マツダスタジアム
巨人が「執念」の1勝で、阪神に食らいついた。橋上秀樹監督代行(60)は「泥くさくても1点は1点。執念と言われれば執念だと思います」と勝負の分かれ目を振り返った。
1点ビハインドの5回。広島先発床田を四球、内野安打で無死一、二塁と攻めた。続く9番竹丸が苦手なバントを正確に三塁線に転がし、1死二、三塁と好機拡大。続く松本の打席だった。三塁走者の平山が「自分の足を信じていくしかない」と三ゴロに迷わず本塁へ頭から突っ込んだ。
タイミングはアウトも、持丸捕手が捕球できずにボールが一塁ファウルゾーンを転々。その間に二塁走者の佐々木も、一気に本塁を駆け抜けて逆転した。今季鍛えてきた走塁意識。三塁コーチの吉川コーチは「素晴らしい走塁。隙は狙えている」とたたえた。
先発竹丸は1回、先頭の広島中村に初球を左翼席へ運ばれる先頭打者本塁打を浴びた。故郷への2度目の凱旋(がいせん)登板は逆境で立ち上がったが、その後は連打を許さずに粘投。6回に左足をつって緊急降板も、11勝目(9敗)を挙げて新人王に前進した。
首位阪神も勝利。1・5差は変わらずで残り7試合。指揮官は「内容関係なく、しっかり勝てるように頑張りたい」と誓った。【阿部健吾】
