
スペインサッカー連盟は21日、デラフエンテ監督(65)の32年までの契約延長を発表した。スペイン代表の監督史上、ここまでの長期政権は初となる。
スペインサッカー連盟の理事会はワールドカップ(W杯)北中米大会の優勝を受け、デラフエンテ監督の契約延長を承認した。これは、28年の欧州選手権、30年のW杯、32年の欧州選手権を見据えたものとなっている。さらにその間、欧州ネーションズリーグを3大会戦う。
デラフエンテ監督は22年のW杯での早期敗退を受け、ルイス・エンリケ監督(現パリ・サンジェルマン)の後任として、同年12月に代表チームの監督に就任した。それ以降の実績は目を見張るものがあり、4大会中3大会を制している。これまで、22−23年シーズンの欧州ネーションズリーグ、24年の欧州選手権、今夏のW杯で優勝し、24−25年シーズンの欧州ネーションズリーグは準優勝だった。
デラフエンテ監督の23年3月の初陣以降に戦った国際Aマッチ49試合の成績は、37勝10分け2敗(※PK戦は引き分け扱い)。21年6月にセルヒオ・ブスケツとディエゴ・ジョレンテが新型コロナウイルス感染症の陽性反応を示したことでA代表が隔離され、急遽U−21代表のメンバーで臨んだリトアニアとの親善試合を含めると、A代表での通算成績は50試合38勝10分け2敗となる。
敗北は24年の欧州選手権予選スコットランド戦と親善試合のコロンビア戦のみで、イタリア、ドイツ、フランス、イングランド、アルゼンチンなどの並いる強豪を撃破している。最後の引き分けはスコアレスドローに終わった今夏のW杯初戦カボベルデ戦で、現在7連勝中である。
W杯決勝でアルゼンチンに勝ったことで、国際Aマッチの連続無敗を38試合(31勝7分け)に伸ばし、イタリアを抜いて単独での世界記録を樹立。さらに、公式戦連続無敗の世界記録を39試合(31勝8分け)に更新している。
デラフエンテ監督指揮下のスペインはこの後、今月開幕する26−27年シーズンの欧州ネーションズリーグ(1次リーグの相手はイングランド、クロアチア、チェコ)を皮切りに、32年までの6年間の新時代をスタートする。(高橋智行通信員)
