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【阪神】石井大智、445日ぶり勝利投手「野手の皆さんのおかげ」 今季最多8人継投で勝ちきる


【写真】阪神対DeNA 阪神8番手の石井大智(撮影・前田充)

<阪神3-2DeNA>◇21日◇甲子園

阪神石井大智投手(29)が大けがを乗り越え、445日ぶりに勝利投手となった。「8番目の男」として延長11回のマウンドへ。2死一、二塁の大ピンチを背負うも、度会を空振り三振。「リリーフ陣みんなでつないできたんで、そういう気持ちもありましたし、ゼロに抑えたい。それだけだったんで」。こん身のガッツポーズとともに絶叫。その裏の大山のサヨナラ弾で、昨年7月3日巨人戦(甲子園)以来の勝ちをつかんだ。

古市に打たれ、宮崎に打たれても、虎党は石井を信じていた。昨年、50試合連続無失点の日本記録を作った最強リリーバー。2月11日、左アキレス腱(けん)断裂の大けがを負った。それでも優勝争いの最終盤、1軍に戻ってきた。復帰6戦目、1球1球に魂を込める右腕の情念が打者を圧倒した。シンカーで、ストレートで空振りを奪い、4球目のシンカーで空振り三振に。「あの4球が。石井大智を思わせてくれる4球だったんで」。リードした坂本の声もうわずっていた。

「足が震えてたんですけど。誠志郎さんのリードのおかげで抑えられた。大山さんもホームラン打ってくれて、野手の皆さんのおかげ」と仲間に感謝した。

チームは今季最多8投手の執念継投。神宮と工藤にイニングをまたがせ、石井は復帰後初の連投。藤川監督は「あれだけリリーフの投手を使うと、必ずゲームをいい形で終わらせなければ、意味合いが変わりますんで。みんな報われましたね」と目を細めた。何よりの結末が待っていた。【堀まどか】

◆アキレス腱(けん)断裂から復帰した主な投手 山本和行(阪神)は85年9月4日中日戦の試合前、準備運動中に転倒。軸足となる左足のアキレス腱を断裂。翌86年は開幕からフル稼働し、49試合で11勝15セーブと復活した。遠藤一彦(大洋)は87年10月3日巨人戦で、走塁中に軸足の右アキレス腱を不全断裂。復帰後は低迷も、90年に救援に転向して21セーブを挙げてカムバック賞を受賞した。菊地原毅(広島)は11年9月3日ヤクルト戦で投球中に痛めて降板。左アキレス腱の手術を受けてオフに育成契約となるも、翌12年に支配下復帰。13年7月2日中日戦で6年ぶりに勝利投手となった。

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