
<阪神8-1DeNA>◇20日◇甲子園
阪神坂本誠志郎捕手(32)はサヨナラ打を放ったかのように、ベンチに向かって吠(ほ)えた。実はこれが9月の初安打。35打席目で念願のHランプをともした
4-0の6回先頭。DeNA佐々木が4球連続で投げてきたスライダーをライナーではじき、遊撃の頭を越した。「うれしかったです」。興奮する坂本の姿に、ベンチの仲間もガッツポーズで喜んだ。7本塁打、16打点で月間MVP候補にもなった8月からの落差。さすがに落ち込んだ。その間、チームの7連敗もあり、優勝争いを混迷させる事態となった。捕手としてもうまくいかなかった試合では「自分のせい」と責任を背負い込んだ。たかが1本の安打でも大きな意味を持つ。チームの主将は「もう(目の前の)1コ、勝つしかないので。明日も勝てるように頑張ります」と引き締めた。再び上昇気流に乗って優勝まで突き進む。【柏原誠】
