
<明治安田J1:町田2-4柏>◇第8節◇20日◇Gスタ
町田FW相馬勇紀(29)が、日本代表活動に弾みをつけるゴールを決めた。ホームの柏戦で前半38分にヘディングで先制点を奪った。2-4と逆転負けを喫したが、ドリブルにクロスとJリーグを代表する攻撃力を見せた。チームは今季初黒星で首位から陥落した。
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降りしきる雨の中、相馬が持ち前の決定力を見せた。前半38分、DF望月の右からの折り返しをFWイエンギが左足でシュート。左へ流れたボールに瞬時に反応。166センチの小さな体を大きく伸ばし、頭で押し込んだ。今季3点目。おなじみの「ティラノサウルス」の恐竜パフォーマンスで喜びを表現した。
一瞬のチャンスを逃さない。鋭い突破力とともに、このスキのなさも特長だ。Jリーグきっての危険な男が、自らの日本代表復帰を祝うかのようにゴールを挙げてみせた。昨年10月のブラジル戦以来、11カ月ぶりの代表復帰。24日のウルグアイ戦を皮切りに4試合を戦う活動に名を連ねた。
今夏のW杯代表を目指したが、負傷の影響もあり選出はならなかった。「毎回全力を尽くしたけどなかなか(代表に)入れず悔しい思いをした。本当にエンブレムを付けてプレーできるのは幸せなこと」と興奮を抑えられない。悔しい思いをバネに再び立ち上がった裏にあるのは家族の存在。「悲しい時もどんな時も一緒に過ごしてくれて、本当に支えてもらっている」。この日もわが子の手を引いて入場した。
柏戦では後半に退場者が出たことも影響し、4失点で逆転負けした。それでも数的不利の中で鋭いクロスボールをゴール前へ送り続けるなど、見せ場は作り続けた。「常にチャレンジャーの思いがあるし、やってやるみたいなメラメラしたものがある」。野心あふれる29歳が、日本代表でも躍動しそうだ。【佐藤隆志】
