
<ロッテ0-4楽天>◇16日◇ZOZOマリン
4年目の楽天荘司康誠投手(25)がプロ初完投初完封を達成した。リーグトップの奪三振数は2位に11個差の155まで伸ばした。
最後までマウンドを守り抜いた。4点リードの9回2死一塁。この日の125球目、ロッテ安田を152キロ直球で一ゴロに封じると、チームメートと次々にハイタッチをかわした。
「調子的なというか、試合前は『今日ちょっと大丈夫かな』みたいな気持ちではいたんで。でも、逆に何でしょう、打たれても動じなかったというか、淡々と投げられたことにつながったのかなと思います」
嫌な記憶がフラッシュバックした。1週間前の9日ロッテ戦(ZOZOマリン)では序盤にこの日と同じ4点の援護点をもらったが、そのリードを守り切れなかった。「『ここを乗り越えろよ』っていう神様からの試練というか」と捉え、必死に腕を振った。
「先週と一緒やんって。これまた、じわじわいかれたら、やべーぞと。まずは5回までは0点で行けるようにしようと思って投げました」
前回はフォークに頼りすぎた部分もあったというが、この日はカットボールやカーブを有効に使った。「やっぱり今日カットボールがすごく良くて、新たに監督に『こういうボール投げられないか』みたいなお話をされて、トライしてみたボールなんですけど、それが今日すごくいい形で機能してくれた」とうなずいた。
9回125球、6安打無失点、7奪三振の快投で自己最多を更新する8勝目を挙げた。「(完封は)全然意識していなくて、8回に代えられるんだろうなと思っていたので。棚からぼた餅的な感じで、最後投げさせてもらったんで。でもやっぱり最後マウンドに上がれて、それまでにないようなパワーみたいなのが出せたんで。それは9回まで投げさせてもらえて分かったことなので、すごくいい経験になりました」と力を込めた。
▼楽天吉井監督(初完投初完封の荘司に)「本人が行きたいって言ったんで、130(球)までということで行ったら、きっちり125(球)で。良かったです」
