
台湾の最速152キロを誇る蔡辰瀧(ツァイ・チェンロン)投手(18)が、海外でのプレーを熱望した。NPBも視野に入れており「日本でもアメリカでもどちらに行けたとしてもすごくうれしいです。海外でプレーできること自体が自分にとって素晴らしい機会です。(NPBは)バッターのバットコントロールが非常に上手いこと、そして走塁の意識や守備の緻密さが印象的です」と語り、将来について「マウンド上では相手を圧倒できるようなエースとしての風格を持った投手になりたいです。マウンドを降りたら謙虚で、常に努力を積み重ねられる選手でありたいと思っています」と述べた。
現地メディアによると、幼い頃に両親を亡くし、叔父に育てられたという苦労人。小学校高学年の頃から投手に専念し、ソフトバンク徐若熙、日本ハム古林睿煬らがOBにいる平鎮高校でエースを務める本格派だ。スライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリット、スイーパー、ツーシームと球種も多彩で、「コントロールの精度と、どの変化球もハイレベルに操れる制球力」からドジャース山本に憧れている。
前夜に行われたスーパーラウンド最終戦の日本戦後には梶山侑孜(ゆうしん)外野手(3年=神村学園)福島陽奈汰内野手(3年=東海大熊本星翔)と抱き合う姿が見られ、台湾メディアの間で大きな話題となった。昨年12月に台湾で行われた「日台高校野球国際親善試合」で、2人がいた九州選抜と対戦し、蔡辰瀧は5回9奪三振1失点(自責なし)と好投していた。日本戦では出番が訪れず再戦の機会はなかった。「日本や韓国のような本当に強い相手と直接対戦する機会がなかったので、少し心残りというか悔しさがあります」と今大会を振り返った。
