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52歳イチロー氏がリトマス紙となりながら女子高生選抜を球速アップして17奪三振で5安打完封


【写真】KOBE CHIBEN対高校女子選抜 力投するKOBE CHIBENのイチローさん。後方は三塁の松井秀喜さん(撮影・浅見桂子)

<SATO presents 高校野球女子選抜0-7イチロー選抜KOBE CHIBEN>◇13日◇東京ドーム

6度目を迎えたイチロー氏(52=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)率いるKOBE CHIBENと高校野球女子選抜の試合が13日、東京ドームで行われた。1番投手で先発したイチロー氏は、昨年を超える最速136キロの直球を軸に9回5安打完封。17三振を奪って、6年連続勝利に導いた。試合後には床に座り込むほど疲労しながら、今年も意地を見せた。

   ◇   ◇   ◇

イチロー氏は全力で年齢にあらがい続けた。初回、先頭の福田に中前打を浴びると、闘志に火がついた。2番伊藤をスライダーで空振り三振に仕留めると、奪三振ショーを開始。「本当はもっと(球数少なく)楽にいきたかったけど、このままいってしまえ」と、打ち取る投球の予定をキャンセルし、腕を振った。昨年を1キロ上回る最速136キロを出しながら、127球で17奪三振完封。「今年はけががなく、体調が一番いい状態だった」と汗をぬぐった。

限界まで力を出し切った。ベンチ裏でテレビ取材を終えると「ああ疲れた」と新聞記者の取材を地べたに体育座りで受けた。「体は若い時と変わってないつもりだけど球が遅い。96年のオールスターは軽く投げて143(実際は141キロ)だったのに。今は全力で135、6キロだから不思議」。球速は最後まで落ちなかったが、終盤はベンチで声を出せないほど疲労困憊(こんぱい)だった。

どんなに疲れようと、手は抜かない。「全力はマスト。そうじゃないと女子野球のレベルは測れない」。年齢を重ねても同質のリトマス試験紙であり続け、女子野球の成長に力を貸していく。【斎藤直樹】

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