
<東京6大学野球:慶大6-1東大>◇第1週第2日◇13日◇神宮
連覇を狙う慶大が、東大に連勝し勝ち点1を挙げた。西武の広池浩司球団本部長(53)を父に持つ広池浩成投手(4年=慶応)が先発し、5回を1安打無失点に抑え、通算4勝目を挙げた。「今日はストライク先行で投げられた。すごく良かったです」。汗いっぱいの顔で爽やかに笑った。
出力の高い直球と、多彩な変化球で緩急をつけ、奪った三振は10。チームのトラックマン表示で最速は154キロ。アベレージも150キロを超え、テンポ良く打ち取った。「それに伴って回転数もあった」と、手応えをつかんだ。
悔しさを晴らした。「春とは段違い。リハビリの成果がやっと出てきたと思います」。春は肩、ひじのケガから復帰したばかりで、十分な調整ができないままにリーグ戦に入り、結果を残すことができなかった。「リーグ優勝はできたが、ほぼ渡辺和大に頼りきりだった。悔しかったですが、その分成長するための課題が見つかった。夏はポジティブな向き合い方ができたと思います」。万全な状態で練習に取り組み、トレーニング、投げ込みを行った。食事にも気をつかい、例年、体重が落ちる夏場も維持したままに練習に打ち込んだ。「着実に、投げて状態を上げられたというイメージです」。自信を持って臨んだ秋だった。
すでにプロ志望届を提出。将来の目標をプロに定め動いている。「長期的な目標で自分がどういうピッチャーになるか。そこに向かっている。メンタリティー的なところでは、涌井さん(中日)みたいな。淡々と投げていくのがすごいかっこいいと思っています」。将来をしっかりと見据えながら、目の前の野球に集中する。「自分が成長していくことで、結果として評価されると思うので、あまり(ドラフトは)考えすぎず」。まずはチームの勝利が最優先。これからも優勝のために、腕を振る。
