
<巨人1-0阪神>◇12日◇東京ドーム
巨人竹丸和幸投手(24)が首位攻防戦の大一番で7回無失点の快投を見せ、球団新人では13年菅野以来となる二桁勝利をあげた。「(先輩たちに肩を並べるのは)まだまだですけど、まず二桁勝てたのは良かったかなと思います」と喜びの声をあげた。
唯一のピンチは立ち上がりだった。1回、阪神近本に内野安打、1死後森下に四球を与え、1死一、二塁を背負った。迎えるはセ・リーグ首位打者の4番佐藤。強打者相手に徹底して外角勝負で挑み、カウント1-2と追い込むと133キロスライダーを打たせた。打球は二塁正面へのゴロとなり併殺打。大きな山場をしのいだ。
2回以降、許した安打は3本で全て単打。テンポよくゾーンを攻め、与えた四球、ピンチもなかった。佐藤に対しては2、3打席目と連続で空振り三振に切り、完璧に封じ込み「難しく考えずに真っ直ぐを軸で攻めていこうと。変化球も使いましたけど、真っ直ぐがいい感じに投げられたので良かった」と振り返った。
▼巨人ルーキー竹丸が10勝目。巨人新人の2桁勝利は13年菅野以来12人目。過去11人のうち10人が右投手で、左腕では1リーグ時代の39年中尾に次いで87年ぶり2人目だ。また、この日も10三振を奪い、2桁奪三振は6度目。ルーキーで2桁奪三振を6度以上は11人目。最多は90年野茂(近鉄)の21度があり、セ・リーグで6度以上は59年村山(阪神)9度、67年江夏(阪神)と93年伊藤(ヤクルト)7度、56年秋山(大洋)と03年木佐貫(巨人)6度に次いで6人目。巨人新人で6度は木佐貫に並ぶ最多となった。
▼首位阪神と2位巨人が0・5ゲーム差に接近。両チームが0・5ゲーム差以内は、同率首位だった8月10日以来になる。13日の試合で阪神が中日戦に●、巨人がDeNA戦に○の場合、巨人が勝率5割5分9厘の1位、阪神が勝率5割5分6厘の2位となるが、阪神のマジックは消えない。仮に、2位チームにマジックならば21年10月26日ロッテ以来で、セ・リーグでは10年9月29日阪神以来、16年ぶりになる。なお、巨人のM点灯は最短でも17日。
