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【巨人】ライデル・マルティネス「優勝が次の一番の目標になる」来日10年目…外国人投手初の快挙


【写真】巨人対中日 通算250セーブを達成した巨人ライデル・マルティネスは子どもを抱きかかえ、妻とキスを交わす(撮影・足立雅史)

<巨人5-3中日>◇10日◇東京ドーム

「キューバ生まれ、日本育ち」の守護神が偉業を遂げた。巨人ライデル・マルティネス投手(29)がNPB史上6人目の通算250セーブを達成した。外国人選手で名球会入りの条件をクリアしたのはアレックス・ラミレス氏(51)以来2人目。20歳で中日と育成契約を結んで来日して10年目。外国人投手として初の快挙で、通算411試合目での到達は佐々木主浩氏の435試合を抜いて史上最速となった。チームは首位阪神と1・5ゲーム差とし、12日に東京ドームで迎え撃つ。

   ◇   ◇    ◇

東京ドームの大型ビジョンの時計表示が「21」を示そうとしていた。午後9時、9回のマウンド。日本に来て、プロ野球選手としての存在証明してきた場所だ。マルティネスは、ベンチから小走りでマウンドへ駆けた。「ライデル! ライデル!」。全幅の信頼を寄せるファンの声援を浴びる。グラブに顔をわずか沈め、天を仰ぐ。さあ、仕事の時間だ。

18・44メートル先の打席には、古巣のユニホームが揺れる。避けたいが本音。「何が起きるか脚本はどこにも書いてない。彼らを相手に達成する運命だった」と受け入れ、投げ込んだ。石川を2球、花田を2球で仕留め2死に。最後は岡林を初球の154キロ、高めの直球で二ゴロに打ち取った。わずか5球、3分。完璧に抑え込み、グラブをたたき、また天を見上げた。

お立ち台。目に涙が浮かんだ。中日時代の仲間は敗戦直後でも、祝福の拍手をくれた。お辞儀して返した。その事を聞かれた時だった。「ドラゴンズのチームメート、スタッフの皆さんがいなければ達成できなかった。感謝してます」。思いがあふれた。

優勝を味わうために、25年に巨人に加入した。この日の勝利で首位阪神に1・5ゲーム差。望んだ場所にいる。「優勝が次の一番の目標になる」。次の仕事が待っている。

▽森繁和氏(中日時代には監督と選手として、ともに戦う)「とにかく『おめでとう』と伝えたい。マルティネスと育成契約を結んだのは17年2月。私の中日監督1年目で彼は20歳だった。当時から特に真っすぐに魅力があったが、ここまでの投手になるとは思わなかった。真面目で物静かで、練習熱心。まだ29歳と若く衰えは感じられない。次は300セーブを目指してほしい」

▽巨人井上(マルティネスについて)「今のNPBで一番抑えてくれるピッチャーだと思う。後ろにいるのが心強い」

▽杉内投手コーチ「最速でしょ。準備もすごいし。自分が投げる役目を知っていますからね。そこに向けて準備する姿っていうのはずっと見てますから。投げないってわかっている展開でも、ブルペンで投げたりする。次の日にどうやってベストを迎えられるかというのも、投げない日でもやってるなというのは感じます」

▽巨人大城「国も違う中で、並大抵のことではない。全球種すごい。コントロールもいい。素晴らしい記録だと思います」

▽巨人坂本勇人内野手「(名球会の後輩となることに)史上最速でしょ。素直にすごいなと思いますし、これからも一緒にがんばりたいなと思います」

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