
<YBCルヴァン杯:福島4-3仙台>◇1回戦◇9日◇とうスタ
カズことFW三浦知良(59)が所属するJ3福島ユナイテッドFCは、J2ベガルタ仙台との「東北ダービー」を4-3で制し、2回戦に駒を進めた。次戦は29日にJ1の水戸ホーリーホックと対戦する。カズはベンチ入りも出場しなかった。
福島の寺田周平監督(51)は試合を終えて「最後危なかったですけどもなんとか次のステージに進めてちょっとホッとしてます」と安堵(あんど)した。
派手な打ち合いで下克上を達成した。雨が降る中、得意のパスワークで格上の相手を圧倒した。
前半39分に中央突破からMF中村翼(24)が抜けだして右足で流し込み先制。1点リードで前半を折り返す。
ハーフタイムに3枚代えを敢行。後半開始直後の4分に右サイドを崩して相手のオウンゴールを誘い加点した。
同16分に相手の日本代表MF鎌田大地(39=クリスタルパレス)を兄に持つMF鎌田大夢(25)にドリブル独走ゴールを許すも、直後の22分にFW清水一雅(25)がスライディングで押し込んでリードを2点に広げる。さらに25分には再び中央突破からMF岡田優希(30)が右足を振り抜いて4点目。3点差とした。
同30分に仙台は3枚を一挙投入。反撃を強める。後半43分、追加タイム2分に連続失点し、1点差まで迫られるもなんとかしのいで勝ちきった。
寺田監督は「しっかりやってきたところをピッチで選手がやっぱり自信を持ってプレーしてくれたことが非常に良かったかなと思います。自信を持ってやったことで、本来の自分たちがやりたいサッカーというのを表現できたのかなと思っています」とうなずいた。
課題としては終盤の試合の締め方を上げた。「4点取ったから良かったものの、最後はあれだけ危ないシーンを作られてるんで、そこは改善したい」と次を見据えた。
この日、59歳6カ月14日を迎えたカズは、ベンチスタートで仲間の奮闘をピッチ脇から見守った。大量リードで出場チャンスもあるかと思われたが、後半39分までに交代枠を使い切ったため、出番は訪れなかった。ルヴァン杯の最年長記録は、自身が持つ54歳2カ月23日。記録更新は2回戦以降に持ち越しとなった。
