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【DeNA】井上朋也、移籍が“らしさ”取り戻す分岐点「もう長打しか狙っていない」


【写真】DeNA対ヤクルト 6回裏DeNA1死二、三塁、3点本塁打を放ちガッツポーズで三塁を回る井上朋也(撮影・垰建太)

<DeNA9-2ヤクルト>◇9日◇横浜

DeNA井上朋也内野手(23)の豪快な移籍後初アーチにベンチは総立ちだった。5月中旬にソフトバンクからトレード加入。雨降りしきる中、移籍後16打席目で文句なしの快音をハマスタに響かせた。打球が左翼スタンド中段に突き刺さると、DeNAナインに笑顔の花が咲いた。

「野球人生の分岐点になると思う。一番の長所のバッティングで貢献できるように」。4カ月前。入団会見での言葉は力強かった。

高校通算50本塁打の実績を引っさげ、花咲徳栄(埼玉)からドラフト1位でプロの世界へ。ロマン砲を待っていたのは大きな壁だった。「そうじゃないと生き残れないチームだったので…勝手にそうなっていたのかもしれない」。12球団屈指の選手層を誇るソフトバンクでは、長打よりもHランプをともすことに必死になっていた。

移籍が“らしさ”を取り戻す「分岐点」になった。「単打は他の人が打てるなって。自分の長所は長打を打つこと。(最近は)もう長打しか狙っていないですね」。8月下旬には2軍戦で3試合連続本塁打をマーク。弾道も状態も上向き、9月1日に1軍昇格を果たした。

この日は2回の第1打席で移籍後初安打を放つと、6回には名刺代わりの1発をたたき込んだ。お立ち台では「早く、僕の名前を覚えてもらえるように頑張っていきたいと思います」。本拠地に描いた放物線には、才能開花の気配が漂っていた。【山本佳央】

◆井上朋也(いのうえ・ともや)2003年(平15)1月28日、大阪府生まれ。花咲徳栄では1年夏と2年夏に甲子園出場。2年冬から主将。高校通算50本塁打。20年ドラフト1位でソフトバンク入り。22年8月の椎間板(ついかんばん)ヘルニア手術などを乗り越え、高卒3年目の23年9月6日ロッテ戦でプロ初出場。26年5月12日、山本祐との1対2トレードで尾形とともにDeNA移籍。182センチ、91キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸930万円。

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