
<都市対抗野球:西濃運輸(大垣市)4-3NTT西日本(大阪市)>◇第12日◇6日◇東京ドーム◇決勝
西濃運輸がNTT西日本に競り勝ち、12年ぶり2度目の優勝を果たした。
4回、ドラフト候補の柿本を捉えて一挙4点を先制。1死一、三塁の好機で8番で主将の城野達哉捕手(27=中部大)が右前へ先制適時打を放つと、セーフティーバントや押し出し死球、失策なども絡み、打者9人の猛攻で試合の主導権を握った。
城野は試合後「サイコーで~す! 今大会、バッティングの方ではチームに迷惑をかけてばかりだったので、少しでもチームに貢献できるよう必死に食らいつきました」と振り返った。
投げては5年目左腕の摺石(すりいし)達哉投手(26=奈良学園大)が6回2/3を2失点と試合をつくり、2番手の川井瑠輝也投手(23=四国学院大)ら4投手の継投で守り切った。
最終回にはNTT西日本の猛烈な反撃に遭い、1点差まで詰め寄られる展開となった。リードした城野も「心臓が飛び出そうでした」と話す緊迫した場面を全員でしのぎ切った。
佐伯尚治監督(43)は最終回の攻防について「本当にいいチームだったので簡単には終わらないなと思いましたけれど、本当に素晴らしい攻撃(相手の猛攻)だったなと思います。最後は選手たちが僕の失敗(サイン)をカバーしてくれました」と選手たちの踏ん張りをたたえた。
12年前にエースとして橋戸賞(MVP)を獲得した佐伯監督は「過去の先輩たちがつないでくれた歴史とOBの方々の頑張り、そしてこれまで経験を積ませてくれた歴代の監督さんたちのおかげで今日僕が優勝することができました。この野球部に関わってくれた全ての方に感謝したいです」と目頭を熱くした。
城野も「選手全員がひとつになって日本一を取るんだという強い気持ちで頑張った証拠。これからも強い西濃運輸をつくっていきたい」と、黒獅子旗を手にした喜びに浸った。
