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村上宗隆 17戦ぶり30号2ランは角度49度のムーンショット 日本人では4人目、新人では初


【写真】1回、30号2ランを放ち大喜びのホワイトソックス村上宗隆(ロイター)

<ホワイトソックス4-6ツインズ>◇5日(日本時間6日)◇レートフィールド

ホワイトソックス村上宗隆内野手(26)が5日(日本時間6日)、本拠地でのツインズ戦に「3番一塁」で出場。8月18日以来17試合ぶりとなる先制の30号2ランを放った。日本人選手で30本塁打を達成したのは、松井秀喜、大谷翔平、鈴木誠也に次いで4人目だが、1年目では初めて。21年以来、5年ぶりの地区優勝へ向け、頼もしい主砲がようやく目覚めた。

◇ ◇ ◇ ◇

待ち焦がれた1発に、本拠地が一斉に沸いた。1回1死一塁。右腕ブラッドリーに対し、村上は2度の空振りで追い込まれた。だが、アプローチを変えるつもりはない。カウント2-2から外角へのチェンジアップを、打球角度49度の超高弾道で、左翼ブルペンへ運んだ。「バレル理論」など常識的には、柵越えする角度ではない。「率直にうれしい。もうちょっと角度を抑えられれば、もっといい打球もいくと思う」。先制点をたたき出した75打席ぶりの感触に、ベンチでも笑顔がはじけた。

8月18日の29号以来、快音がパタリと途絶え、三振を重ねた。右太もも裏痛から復帰した7月以降は、ほぼ休みなく、グラウンドに立ち続けてきた。大陸間の長距離移動を挟みつつ、長期連戦が続く毎日。夏場でもあり、どんなベテランでも体調管理は簡単ではない。散髪する間もなく、ヘルメットからのぞく長髪もおなじみになった。

それでも、村上はいつも変わることなく、ルーティンを続け、プレーボールまでの準備を過ごしてきた。日本人の年間30発は、1年目では初の快挙。松井や大谷でも手の届かない領域だった。だが、村上の物差しや価値観は、そこにはなかった。「(30本は)僕にとっては通過点というか」。

チームは村上先制2ランなどで3点をリードしながらも、投手陣が踏ん張れず、逆転負け。地区2位ガーディアンズも敗れたため、「2・5差」を維持したとはいえ、最後の最後までシビれる戦いは続く。「まだまだ26歳だし、もっともっと高い目標を持って野球をやらないといけないと思っている」。たとえ、個人成績だけが秀逸でも、チームが負ければ、喜びは半減しかねない。残り20試合。日本最年少3冠王の高い志は、米国でも変わっていない。

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