
<ヤクルト-広島>◇15日◇神宮
広島辰見鴻之介内野手(25)が日本球史にその名を刻んだ。9回1死一塁から二盗を成功させ、シーズン27個目の盗塁を決めた。代走では26盗塁となり、79年藤瀬(近鉄)が代走で記録したシーズン最多25盗塁(シーズン27盗塁)を抜いて歴代最多となった。
辰見は昨年の現役ドラフトで楽天から広島に加入した。移籍を機にヘッドスライディングを解禁。リードからスタート、スライディングに至る技術を磨くだけでなく、今季から一辺が約7・6センチ大きくなった拡大ベースの生かし方も工夫した。
代走での盗塁を重ねたことで他球団からは徹底マークされるが、成功率は8割を超える。新井監督も「スピードはもちろん、スタートを切る勇気を持っている。準備などもプロフェッショナルだと思います」と、その姿勢を認める。昨季まで楽天での3年間で通算2試合出場だった選手が、新天地で足のスペシャリストとしての地位を確立し、そして歴代最多の金字塔を打ち立てた。
