
大相撲の横綱審議委員会(横審)による稽古総見が4日、東京・両国国技館で行われ、横綱大の里(26=二所ノ関)が大関霧島、琴桜、関脇熱海富士を相手に10勝5敗で不安を残した。
この日は霧島と11番取り、6勝5敗。立ち合いから激しく当たり合い、右からの攻めを中心に圧力をかけた。敗れた際には「ああっ」と悔しがる場面もあり、本場所さながらの熱のこもった稽古となった。「状態は良くなっている」と手応えも口にした。
7月の名古屋場所は9勝6敗。昨年11月の九州場所で負った左肩のケガの影響が残り、夏巡業も治療のため一時離脱した。「先場所ああいう形で終わってしまったので、一日一日を大切にしていきたい」と秋場所を見据え、「初日に向けて頑張るだけ」と話した。
一方、稽古を見守った八角理事長(元横綱北勝海)は「まだまだ腰が高い気がする。一発ではじき飛ばすのがなかった」と指摘。「今場所も苦戦するだろうね」と、秋場所(13日初日、両国国技館)へ厳しい見方を示した。大の里は「課題はまだ多いので、部屋に帰って見つめ直していきたい」と気を引き締めた。【山田遼太郎】
