
西武栗山巧外野手(42)が30日、引退試合を終えた。現役晩年のバットマンは発言に慎重だった。影響力は大きい。「だんだんいろんなことにコメントしづらくなってる」と率直に明かしている。
慎重だったからこそ、テーマが野球から外れると慎重さが消える時も。印象的な会話がある。じぶん時間を尋ねた時のことだ。
「ライオンズに縁深い文化放送さんには申し訳ないんですが…」
そう丁重に前置きした上で語った。
「個人的にTOKYOFMの番組にハマってて。夕方5時からの『スカイロケットカンパニー』って番組です。これがまぁ、最高です。周りにも勧めてるんですよ。数年前かな、たまたま周波数が合って聴いた時に、女性パーソナリティーの方がファシリティドッグ、病院で勤務するワンちゃんを紹介してて。すごく賢くて、人に寄り添う犬なんですってね。1人では不安な子どもとか高齢者の方々に寄り添って心のケアをしてくれるって。日本ではまだその文化が少ないらしく、すごく興味を持ってずっと聴いて。ずっとチャンネル合わせて聴いてたら、面白いやんTOKYOFMって」
並外れた打撃探究を25年間も続けつつ、そのアンテナは野球以外にも。未来の“栗山監督”誕生は球団内外から叫ばれる。リーダーにふさわしい視座の広さを持つ人だ。【金子真仁】
