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早大小宮山監督、5月の天覧試合は「早稲田ここにありということを示すことができた」退任会見


【写真】退任会見に臨み、温厚な表情を浮かべる早大・小宮山悟監督(撮影・保坂淑子)

今秋のリーグ戦を最後に任期満了で退任する東京6大学野球の早大・小宮山悟監督(60)が31日、都内で会見に臨み、退任発表後初めて自らの口で思いを述べた。

質疑応答では天覧試合となった今年5月31日の春季リーグ慶大戦の思い出についても語った。32年ぶりの天覧試合で、天皇陛下と長女の愛子さまが観戦。早大が慶大に5対4で逆転サヨナラ勝ちを収めた。

小宮山監督は「本当に人生の中で、ああいう厳かな雰囲気の中で試合をするってことは、そう何度もあることじゃないと思います」といい「ましてや強い慶応に対して、あまり思うようにならなかった早稲田が最後、意地を見せて勝てたというところはもちろん学生にとっても大きな試合でしたし、早稲田ここにありということを示すことができたということもありますし。とにかく、陛下の試合中に、我々に対する温かいまなざしといいますか、そういうものを目の当たりにして、本当に体が震えるような、そんな試合でした」と振り返った。

天覧試合開催にあたっては「ずいぶん前から試合の進行も含めて我々に連絡がありまして」と明かした。試合では4回表終了後から姿を見せた天皇陛下らに対して、選手らもお出迎えや試合後のお見送りも行った。当時について「陛下がですね、勝った早稲田、一塁側を向いて一礼で拍手をして、負けた慶応に一礼して、よくやりましたみたいな拍手をして。これは横一列に並ぶとできなかったと、双方に対してそういうお気持ちをお話いただいたということが後々わかったことなんですけど、なかなかそんなことをしてもらえるなんてのはないと思ってますので。今時の学生がそれをどう感じたかわからないですけど、個人的にはなんとも言えない人生の中で数えるほどありがたい思い出ということですかね」と喜んだ。

小宮山監督は11年から14年まで早大のコーチを務めた後、19年1月から監督に就任。同大では森茂雄氏(元後楽園イーグルス選手兼監督)以来2人目のプロ野球経験者で、大リーグ経験者では初の監督就任だった。20年秋季リーグ戦で初優勝し、24年春から25年春にかけてリーグ戦3連覇。在任中には、いずれも楽天でプレーする早川、吉納、伊藤、西武蛭間、巨人田和らをNPBへと送り出した。

12月1日からは松商学園(長野)元監督で、社会人のプリンスホテルで元ヤクルト宮本慎也氏(日刊スポーツ評論家)と三遊間を組み、都市対抗優勝などの実績を持つ足立修氏(62)が新監督に就任する。

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