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大谷翔平、二刀流は感情抑えて無の境地「抑えたいとか、あんまり考えず」打席も投球も「作業」


【写真】ブルージェイズ対ドジャース 力投するドジャース先発の大谷(撮影・垰建太)

<ブルージェイズ4-3ドジャース>◇8日(日本時間9日)◇ロジャースセンター

【トロント(カナダ・オンタリオ州)8日(日本時間9日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(31)が、プレーを“作業”と表現し、フルシーズン二刀流を貫く流儀の一端を示した。ブルージェイズ戦に「1番DH兼投手」で出場し、3打数無安打。第1打席の四球で昨季から続く連続出塁を43試合とし、日本人メジャー選手のタイ記録に並んだ。投手では岡本和真内野手(29)との対戦で今季自己最速の100・1マイル(約161キロ)をマーク。6回4安打1失点(自責0)の力投も、逆転負けで2勝目を逃した。

    ◇    ◇    ◇

大谷は立ち上がりの22球目、ぐっと力を込めた。おそらくそれは、同じ日本人選手の岡本が相手だったからではない。1回2死一、二塁のピンチ。スイーパーで追い込んでからの4球目、今季最速100・1マイル(約161キロ)のフォーシームで空振り三振を奪った。先制点を与える訳にはいかない。日本人対決に、気迫がこもったかのように見えた。だが、違った。

「マウンドに行ったら誰が相手とかっていうよりは、この選手はこうやって投げるっていう、ただそれだけの作業になってくるので、和真だなとか、抑えたいとか、あんまり考えずに、やれることをしっかりやりたいなと思いました」

“作業”と言った。余計な感情は入れない。それが、長丁場のシーズンで二刀流として戦うための無の境地なのかもしれない。試合後の質疑応答で“作業”という言葉が、もう1つあった。今季は開幕から厳しい攻めが続き、歩かされる場面が多々ある。この日も第1打席で四球から出塁した。「ストライクに来れば振るし、シンプルにもう何も考えずに、作業だと思って打席に立てれば」。過度にいら立つことなく、誘い球にも乗らない。むしろ「四球は好きですし、くれる分にはもらいます」と淡々としていた。

考え方のヒントは、前回登板にもあった。「ムキになって投げすぎることなく、力を抜きながら」。納得いかないボールに感情が入れば、次第に冷静さを欠く。投手大谷は特に、アドレナリンが全開となりやすい。ワールドシリーズ3連覇へ向けての戦いは始まったばかり。投打のエネルギーを継続するには、なるべく感情も抑える必要がある。

もちろん、気持ちが入る部分もある。父の急逝を乗り越え、遊撃手としてプレーしたロハスに対して「つらいとは思いますけど、それでもグラウンドに来てプレーして、素晴らしいプレーもありましたし、みんなでチームとして支えていければ」と思いやった。同選手の親子共通のイニシャル「M・R」を帽子に白文字のペンで書いた。

96球の力投も、逆転負けで今季2勝目はならず。「出来は良くなかったですけど、責任イニングと球数はしっかり投げられたので、そこは唯一、良かった」。気負うことなく、淡々と次に向かう。二刀流マインドの一端が見えた。

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