
<広島1-2巨人>◇8日◇マツダスタジアム
殊勲の男は、最初も最後も反省の弁だった。
1点ビハインドの9回、無死二塁から逆転の3号2ランを放った巨人泉口友汰内野手(26)。広島中崎の内角144キロ直球をうまくさばき、右翼席ポール際へ運びヒーローとなったが、試合後の取材では神妙な面持ち。理由は、本塁打の直前にあった。
打席でバットを寝かせてバントの構えを取ったが、「僕のサインミスで、バント(のサインが)出ていないのにバントだと思い込んでバントの構えをして」。三塁コーチャーの川相ディフェンスチーフコーチに呼ばれ、構えを戻した。「『何も出ていないよ』ということでした」と説明した。
喜びも控えめな印象を与えるのは、本塁打後にも理由があった。「最後(9回)に情けないエラーをしてしまったので」。9回裏、1死から広島菊池のゴロを送球ミス。一塁ベース手前でワンバウンドさせ、同点、逆転の危機を招いた。「勝ってかぶとの緒を締めたいなと思っています。ああいうので逆転っていうのはあると思うので。今日は本当にライデル(・マルティネス)に感謝して、明日からもしっかりやりたいなと思っています」と取材を締めた。
