
<DeNA5-3中日>◇7日◇横浜
DeNA橋本達弥投手(25)がプロ初勝利を挙げた。4-1の5回に2番手で登板。中日簿スラーを二ゴロに仕留め、細川、サノーを連続見逃し三振で、1イニングを3者凡退に抑えた。
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橋本は目を潤ませながら、初のお立ち台に上がった。ウイニングボールを手に「本当に幸せな気持ちです」。たくさんの「おめでとう」を浴びながら、照れくさそうに笑った。
野球ができることに感謝する。22年にドラフト5位で慶大から入団。慶大進学を前に国指定の難病「IgA腎症」と診断され、1度は野球をあきらめたこともある。24年には右肩の神経剥離術を受け、オフには育成契約に。ヒーローは「3年間、プロ野球選手っていう実感もなく。後ろめたさがありながら過ごしていた日々だった」と吐露した。
プロ4年目で初めて開幕1軍入りを果たした。「今年は打者と対戦することができている。それがすごく楽しい。野球の楽しさっていうのを感じながら投げれているのが、今の一番の強みなのかな」。練習試合とオープン戦を合わせて7試合で6回無失点。安定感を示した右腕は、確かな自信を胸にシーズンを迎えた。
プロ初勝利が、チームの今季ハマスタ初勝利と重なった。「本当に無我夢中というか、なんか自分のことでまだまだ精いっぱいで…。ここで投げれてるっていうことが、楽しくて、幸せだなと思いながら常にやっている。それがチームの初勝利につながって良かった」。心から野球を楽しみ、プロ初白星をつかんだ。【山本佳央】
