
<阪神9-3ヤクルト>◇7日◇甲子園
阪神が26年の甲子園開幕戦をド派手な勝利で飾った。先発の才木浩人投手(27)がセ・リーグ記録タイとなる1試合16奪三振の快投。阪神では68年江夏以来、58年ぶり2人目の快挙だった。お立ち台で記録について聞かれると「知らなかったです」。花束を渡された際のことも聞かれ「なに?って思いました」とスタンドのファンを笑わせた。
本拠地がざわつく奪三振ショーだった。1回1死、サンタナから奪った見逃し三振を手始めにヤクルト打線を手玉に取った。限りなくホームベース側で落差が出るように改良されたフォークもキレキレ。「いや~結構今日はいい球いってました。(8回1死で)サンタナ選手に投げた真っすぐもよかったですし、フォークもすごくよかったので」。自身も納得の105球。「ラッキーセブン」のジェット風船演出が7年ぶりに復活した歴史的な日に、才木も球史に名を残した。
3番の森下翔太外野手(25)がチーム甲子園1号、4番の佐藤輝明内野手(27)には待望の今季1号が飛び出した。役者たちの大暴れで甲子園はお祭り騒ぎだった。首位ヤクルトに0・5ゲーム差に肉薄。今日8日も勝てば今季初めて、セ界のトップに立つ。【只松憲】
▼才木が8回を投げて16奪三振。1試合最多奪三振のプロ野球記録は95年野田(オリックス)22年佐々木朗(ロッテ)の19個だが、セ・リーグで16奪三振は01年野口(中日)以来9人目のタイ記録。阪神では68年江夏以来、58年ぶり2人目だ。才木は8回で降板。16奪三振以上で9回のマウンドに立たなかったのは25年モイネロ(ソフトバンク)に次いで2人目。8回までに16三振以上奪ったのは95年野田18個、22年佐々木朗18個、25年モイネロ18個、01年野口16個に次いで5人目になる。
▽ヤクルト松元ヘッドコーチ(阪神才木に8回16三振)「手足が出ないところがたくさんあった中、次の対戦で真っすぐに対してどうするかを考える。真っすぐもこっちからあまり手出しておらずポイントかなと。気づいたらすぐ2ストライクだった」
