
<AFC女子アジア杯オーストラリア大会:日本2-0台湾>◇4日◇1次リーグC組第1節◇パース
来年のワールドカップ(W杯)ブラジル大会出場権を懸け、女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランキング8位)が初戦で台湾(同40位)に幸先良く2-0で勝利した。
デンマーク人のニルス・ニールセン監督のもと、ブラジルに向けた予選のスタート。登録26選手中22人が海外組というベストメンバーで臨んだ中、前半から相手陣へ押し込んでのハーフコートゲームを展開した。しかしベタ引きして懸命にはね返す台湾の守りに大苦戦。ラストパスの精度や決定力を欠き、シュート数19-0が示す通り一方的に攻め続けながら前半を0-0で終えた。
南半球は夏とあって気温36度という暑さで、クーリングブレークが設けられた。冬の北半球から参加している選手たちには厳しい環境となった。
消耗戦が続いた後半16分、MF谷川萌々子(バイエルン・ミュンヘン)が均衡を破った。DF高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)が最終ラインから縦パスを入れると、ボックス内に走り込んだ谷川が胸でボールを落とし、冷静に右足でゴールネットを揺らした。VARチェックで胸トラップ時にハンドがあったか確認したが、ゴールは認められた。
その後もメンバーを入れ替えながら攻め続けた。後半追加タイムの47分、途中出場でサイドバックでプレーしたFW千葉玲海菜(Eフランクフルト)が左からクロスボールを送ると、MF清家貴子(ブライトン)が頭で押し込み追加点を挙げた。被シュートはゼロに抑え、30本ものシュートを放つ猛攻で危なげなく2-0と勝利した。
一方の台湾は、日本生まれの日本育ちのMF松永早姫が10番を背負ってプレーした。25年2月に台湾国籍を取得しており、昨夏の東アジアE-1選手権に続く日本戦でのフル出場。攻撃の軸として躍動感ある動きを見せた。
今大会は12チームが参加し、6チームにW杯出場権が与えられる。準決勝へ進出した4チームに加え、準々決勝で敗れた4チームが戦い、そこで勝った2チームも出場権を得る。また、敗れた2チームは大陸間プレーオフ(PO)へ回る。来年のW杯は6月24日から7月25日までの日程で、32チームが参加する。
