
<オープン戦:ソフトバンク4-3ヤクルト>◇3日◇みずほペイペイドーム
ソフトバンクのドラフト5位高橋隆慶内野手(24=JR東日本)が逆転サヨナラ2ランを放ち、ド派手に本拠地みずほペイペイドームデビューを飾った。1点を追う9回1死二塁。ヤクルト広沢の内角への初球を振り抜いた打球は、高々と舞い上がりテラス席へ消えた。「本当に出来すぎ。どんどん振っていく姿勢がこういう結果につながったので、今後も変えずにやっていきたい」と笑顔が弾けた。
サヨナラアーチは野球人生初という。「自分が試合を決めて祝福されるのは気持ちいい。こういう思いを公式戦でも何回もできたらいい」と快感を知った。王球団会長も大喜びで「キャンプから彼は目立っていた。事を起こすためには思い切りがいる。言ってもなかなかできる事ではないが彼には思い切りがあるからね」と絶賛した。
社会人屈指の右のスラッガーもキャンプはB組スタートだった。第3クールから昇格すると、思い切りのいい打撃でA組のままキャンプを完走した。筑後市の寮に1カ月ぶりに戻り、入寮時に持ち込んだ快眠枕でぐっすり寝てこの日を迎えていた。「大きくてキャンプに持っていけなかった。これからは遠征にも持っていくか考えないといけない」。キャンプ宿舎の枕はなかなか合わなかったようで、マイ枕の効果は絶大だった。
ホームランボールは帰ってきていない。「オープン戦なんで。公式戦で打って1球目をもらいたい」と笑い飛ばした。スタメンに左打者が多い中、右の長距離打者として開幕1軍を狙う。【石橋隆雄】
▼ルーキー高橋が逆転サヨナラ本塁打。オープン戦で新人のサヨナラ弾は、06年2月26日ヤクルト戦で逆転サヨナラ3ランの川島(日本ハム)以来20年ぶり。球団では南海時代の88年3月12日西武戦の若井以来38年ぶり。若井は1-1からのサヨナラ2ランだった。
○…本拠地みずほペイペイドームがリニューアルされた。人工芝が新しくなり小久保監督は「前よりはちょっと跳ねるかな」と話した。またネットも吊り下げ式となりグラウンドにせり出したコカコーラシートもネットの中になった。小久保監督は「お客さん、ファンにとっては安全」と歓迎した。また外野フェンス部分にはリボンビジョンが設置され光と文字で新たな演出をした。
▽ソフトバンク上茶谷(代役先発で4回1失点とアピール)「緩急が持ち味なので普段使わないカーブ、チェンジアップを多く使った」
▽ソフトバンク木村光(5回から2イニング完全投球)「今までで一番よかった。カーブがよかった。勝ちパターンで投げたいので結果にこだわっていきたい」
