
ダルビッシュ流の大谷封じだ。WBC台湾代表の荘陳仲敖投手(25=アスレチックス傘下マイナー)が2日、宮崎市のSOKKENスタジアムで会見。
1次ラウンドで対戦する日本戦での対する大谷翔平投手(31=ドジャース)への秘策として、24年秋の対戦を参考にして配球を考えると明かした。
日本の主砲を抑えるなら、侍ジャパンのアドバイザーの技術を使っちゃえ。絵の芸術的センスも持ち合わせる荘陳の発想は柔軟だ。「ポストシーズンで対戦していたダルビッシュ有が、内角のスライダーで攻めていたデータを見ていた。一発勝負なので、その場で感じた通りに投げる」。22年から米マイナーでプレーしており、メジャー流のデータ分析はお手の物だ。
確かにダルビッシュは24年10月6日の地区シリーズ第2戦(ドジャースタジアム)で、大谷を3打席連続凡退させていた。スライダーで空振り三振、スプリットで一ゴロ、カーブで投ゴロ。3打席の15球中14球が変化球で、カット、スイーパーを含むスライダー系が6球だった。大谷が無安打に封じられたド軍は、2-10で敗れた。「日本にはメジャーリーガーがたくさんいて、ディフェンディングチャンピオンで手ごわい。日本戦で登板があれば、ベストを出すだけ」と意気込んだ。
荘陳には台湾で多くの人に注目される特技がある。絵画のセンスが抜群で、SNSのスレッズには本職の画家と遜色のないレベルの絵を多数投稿している。20社約50人が集まった台湾メディアから「WBC以外の特技については」と時間の使い方を問われると、左腕に多くのタトゥーを入れている右腕は「今はWBCに集中したい」と静かに語った。【斎藤直樹】
