
<コムラノコラム>
エスコンフィールドで待ってます! 一昨年6月にくも膜下出血で倒れ、死の淵から生還した日本ハム“奇跡の社長”小村勝球団社長(60)も、業務のかたわら、沖縄・名護キャンプから台湾遠征と奔走した。自ら寄稿する「コムラノコラム」では、4日から始まる本拠地での「PRE-SEASON GAMES」に向けた意気込みや、球団、球場の新たな取り組みを発信。多くのファンとの笑顔の共有を待望した。
◇ ◇ ◇
3万9159キロ…キャンプイン前の1月31日、選手や球団関係者、全てのメンバーが集まるミーティングから、今回の台湾遠征までの総移動距離です。全く意識していなかったのですが、この移動距離を聞くと疲れがドッと出ます。「身体、大丈夫ですか?」と聞きながら予定をバンバン入れて来る、夜の食事後もホテルで反省会と称しながら、杯を傾ける…。ファイターズスポーツ&エンターテイメントのそんな社風は嫌いではありません(笑い)。
そんなこんなで2月の週末は全て沖縄にいました。本当にありがたい事で、多くの方々にファイターズのキャンプ地・名護へ激励にお越し頂きました。キャンプイン直後に名護市で開催して頂ける、応援する会主催の激励会や、北海道北広島市と沖縄県名護市の交流。スポンサーやメディアの皆さま。また全国からお越しになるファンの皆さまの激励に、本当に選手も球団としても感謝に堪えません。
今年は例年よりお越しになる方々が多く感じるのは、大きな期待の表れかと思います。キャンプイン直後の人気球団阪神さんとの練習試合では、多くの方が球場に入れずにご迷惑をお掛けしました。改めておわび申し上げます。キャンプ地名護では毎年「今シーズンもお願いします」の気持ちを込めてメディアの皆さまと懇親をはかるのですが、その度にメディアの仕事の大変さを実感し、日々、ファイターズの情報を発信して頂ける事に、改めて感謝の念を強く持ちます。1カ月間、家にも帰らず朝早くから夜遅くまでキャンプ取材をして頂き、全国のファイターズファンに鮮度ある情報を届けて頂き、本当にありがたい事です。
日本ハム本社勤務時代に広告宣伝を担当していたので、いかに自社商品をメディアに取り上げて頂くか苦労をしてきましたが、ファイターズは多くのメディアやカメラマンが日々情報を発信して頂ける、恵まれた環境だと心の底から思っています。プロスポーツの中でもこれだけ「番記者」と言われる方々にチームを見て頂いているのは珍しいのではと、本当にありがたい限りです。恥ずかしながら番記者さんの記事から情報を得る事も少なくありません。それくらい記事には「鮮度感」があります。
間もなくスタートする北海道でのオープン戦。我々はエスコンフィールドではオープン戦という言葉は使わずに「PRE-SEASON GAMES」と位置付け、シーズン同様に本気で運営にあたって参ります。
3月20日にはエスコンフィールドユニホームをお配りさせて頂いたりもします。選手もシーズンに少しでも良い形で入ろうと本気で挑む試合なので、チームにリスペクトし、運営側も本気で取り組んで参ります。大規模なLEDビジョンを増設した新しい演出にもご期待下さい。22日には初めての取り組みで、清宮選手会長をはじめ選手が参加する「ファイターズファン決起集会」が開催されます。どんな感じになるのかわかりませんが、とにかく何にでも「挑戦する」のがファイターズです!
シーズンが始まると一喜一憂する日々が始まりますが、もしかしたら、一番楽しい時期が今かも…と、地球一周の距離を移動しながら、シーズン後のファンの皆さまの笑顔を想像する今日この頃です。2026年シーズン。さぁ「みんなでDOMIりましょう!」。(北海道日本ハムファイターズ球団社長)
◆小村勝(こむら・まさる)66年1月25日、大阪府生まれ。88年日本ハム入社。加工事業本部マーケティング推進部長時に「シャウエッセン手のひら返し」「シャウ断髪」など新販促を実践。22年から北海道日本ハムファイターズ取締役、ファイターズスポーツ&エンターテイメント取締役。エスコンフィールド開業の23年に、北海道日本ハムファイターズ球団社長就任。
