
打撃開眼で開幕1軍へ。昨年5月に巨人からソフトバンクに移籍してきた秋広優人内野手(23)が、初のホークス宮崎キャンプで猛アピールしている。「ジャイアンツよりは自主性というか自主練習の時間が長いなと感じる。だから、自分で意識高く持ってやらないと周りの選手と差がついてしまう」。4軍まである巨大戦力の中、1軍に生き残るためにも、持ち味の打撃をとにかく伸ばそうと必死だ。
第1クールでは2日に特打で柵越えを連発。アーリーワークが行われた3日間すべて参加しカーブマシンを打ち込み、全体練習後もマシンを相手に今度は直球を打ち続けた。「せっかくオフに厳しいトレーニングをして振る力をつけたので、しんどいからとやめてしまったらもったいない」。
昨年11月から山川に弟子入りし、振り込んできた。山川から軸足(左足)の折れと体重移動について指摘され、すり足から足を上げる新フォームに改良した。体重移動がスムーズになったことで体は前にいきながらもしっかりバットが後ろに残っていることで、懐が大きくなった。1月には巨人坂本とも自主トレを行いバットの角度、バットの出し方の助言をもらい逆方向や中堅方向への打球も伸びるようになった。
小久保監督も「秋広が一番変わった。しっかり(ボールとバットの)距離が取れている。昨年と打撃フォームがこんなにも変えられるんやなと。今は自分の体を生かしている」と、驚くほどだ。左翼、一塁での定位置を目指すが、近藤、柳田、山川、中村晃と越えなければいけない壁は高い。「今まで開幕1軍は1回もないんで、しっかり結果を残してアピールしたい」。6日からの第2クールでもアーリーワークでの特打は続ける。秋広がこのキャンプで化ければ、野手の競争もますます激しくなる。【石橋隆雄】
