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【西武】平良海馬の流儀…異例の“いきなりBP”登板「ブルペンよりいい練習」源田に安打性1本


【写真】バッティングピッチャーを務める西武平良

プロ野球界の慣例を“打破”した。西武平良海馬投手(26)が3日、宮崎・南郷キャンプ3日目で初めてピッチングをした。

場所はブルペンではなく、なんといきなりライブBP(実戦形式での打撃練習)での登板。WBC対策で早めに仕上げた160キロ右腕は、まさかの「いきなり対打者」を選んだ。侍でもチームメートの源田壮亮内野手(32)に対し計30球を投げ、安打性は1本のみ。たいら流が球春からさく裂した。

   ◇   ◇   ◇

ある投手は「新しく変えたところをアピールしたい」と2月1日に懸命に腕を振った。立場も感性もそれぞれだ。18投手がブルペン入りした1日、平良は入らなかった。理由は-。

「2月1日はブルペンが混むのでなるべく避けたいです。なんでみんな入るんだろうと思ってます」

球春から“たいら節”がさく裂する。20歳前後の頃も「初日は入んない、みたいのはありました」と我流を貫いた。混雑なく気持ちにもゆとりを持って投げられる-。合理的で本質に迫る思考で、今年はさらに驚きの展開。2日にもブルペン入りせず、3日にいきなり打撃投手役を務めた。

「ライブBPがこのクールでの一番の練習だと思うので、そこにピークを。打者が立つので、ブルペンよりいい練習ができるかなと思います」

プロ野球のキャンプといえば“2月1日にブルペン入りする”が近年は慣例化していた。平良はそれ自体を疑問視はしないが「キャッチボールの中でしっかりと投げられる状態を作って、あとはライブBPに直接行っても大丈夫かなと思います」と、今回の調整法を自ら考え実践した。もちろんぶっつけ本番ではなく、地元石垣島での自主トレでは1日60球近くブルペン投球した日もある。

しっかりと151キロを投げ込んだ、異例の“いきなりBP”を終わってみての感想は-。「簡単に言うと『良かったな』と思います」とする。「野手の協力とかも必要なんで、そういう意味で僕ら(投手陣)だけの問題じゃないのかなと思います」と周囲をおもんぱかりながら。

なお、調整プラス投球内容もたいら流。改良中のツーシームを多投した。「回転効率が去年は100%で、回転軸が(時計の)2時くらい。今年は回転軸が1時半から2時くらいで、回転効率が88%とか。ジャイロを入れたツーシームなので球速がちょっと速くなって、鋭く(シュートのように)曲がっていく感じです」。専門用語を楽しそうに並べながらも最後は分かりやすく。ニッポンが誇るプロの投手だ。【金子真仁】

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