
西武は5日、メジャー移籍を目指す高橋光成投手(28)のポスティングシステムの使用を容認し、手続きを開始すると発表した。
高橋は「球団には挑戦を後押しいただき、本当に感謝しています。意思を尊重してもらえたことがうれしいです。この決断が間違っていなかったと思えるように、精いっぱい頑張りたいと思っています」とした。
22年オフの契約更改で、メジャー挑戦の希望を球団に正式表明。球団は昨オフにも同システムでの米挑戦を容認する意向を示したものの、高橋側が「来年このチームで優勝したい思いが強いです」と残留を選択した。24試合で8勝9敗の成績だった今季中には国内FA権を取得。こちらは行使しない見込みだ。
ポスティング容認が決まり、この先は市場の動きが注目される。今季終盤にもエンゼルスなどが登板を視察も、メジャー関係者の話を総合すると、米国内のFA市場では高橋への動向は遅めになることが決定的。メジャー契約を最優先に考える高橋自身も「そこは覚悟しています」と話すなど、来季の所属先の決定が年明けに持ち越される可能性は十分にある。
また同じくポスティングシステムでのメジャー挑戦を希望する今井達也投手(27)をめぐる発表は、この日はなし。広池球団本部長は「まだ市場が動いていないので」と決定の遅れについて説明しつつ「今週中には本人と話し、結論を出したい」と話した。
