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「衝撃的な決別」今永昇太がFAで争奪戦も 今後はカブスが6日期限のQOを提示するかが鍵


【写真】カブス今永昇太

カブス今永昇太投手(32)がFAになると4日、球団公式サイトが伝えた。米大リーグに移籍して2年目を終え、球団側は28年まで契約を3年延長する総額5775万ドル(約86億6000万円)のオプション(選択権)を拒否。今永側も単年1525万ドル(約22億9000万円)での契約延長オプションを拒否した。早くもMLB公式サイトが今オフFAの注目選手ランクで21位に入れるなど、先発左腕は争奪戦となりそうだ。

風の街シカゴに突風が起きた。ユニークな言動でカブスファンに愛され、地元テレビ局のCMにも出演する今永がFAとなった。予想外の事態に、地元中継局マーキー・スポーツは「驚くべき決断」、地元紙シカゴ・トリビューンは「イマナガがカブスの象徴的存在からFAとなるまでの旅は奇妙な物語」と伝え、米紙ニューヨーク・ポストは「カブスとの衝撃的な決別によりFAとなった」と緊急ニュースとした。

さっそく全米から注目を集めた。MLB公式サイトは「今オフの注目FAランキング」を更新。いきなり21位にランクインした。左腕ではスアレス(フィリーズ)バルデス(アストロズ)に次ぐ3番目。先発左腕は需要が旺盛なだけに、争奪戦になる可能性は高い。

今後はカ軍が6日(日本時間7日)期限のクオリファイングオファー(QO)を提示するかが鍵を握る。1年契約で、今季の規定額は2202万5000ドル(約33億円)。これを今永が受諾すれば残留。拒否すれば、他球団との交渉が開始する。QOを提示されると、獲得球団はドラフトの上位指名権を失い、カ軍は補償として得る。このため移籍の足かせになる。シカゴ・トリビューン紙は「彼がより長期契約を求めている以上、QOを受け入れるとは考えにくい」と見通しを示した。

今永はDeNAからポスティングでカ軍に移籍し、1年目に29試合で15勝3敗、防御率2・91と大活躍した。オールスターに選出され、サイ・ヤング賞投票では5位、新人王投票では4位に入った。2年目の今季は東京で開幕投手を務めたが、左太もも裏を傷めて離脱するなど、25試合で9勝8敗、防御率3・73と成績を落とした。特に球宴以降は3勝5敗、防御率4・70と不調に陥り、ポストシーズンでは防御率8・10と打ち込まれていた。

◆クオリファイングオファー(QO) FA選手がメジャーの上位125選手の平均年俸額で、今季所属した球団と1年契約する制度。12年から始まった。今オフは年俸2202万5000ドル(約33億円)。提示された選手がQOを拒否しても残留交渉はできる。FA移籍した場合、旧所属球団には補償として来年ドラフトの上位指名権が与えられる。逆に移籍先球団は上位指名権を失うが、両者は一致しない。ほとんどの選手がQOを拒否し、昨季まで144人中14人しか受諾していない。

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