
ドジャースのマックス・マンシー内野手(35)が、ワールドシリーズの印象的な場面に第7戦での山本由伸投手(27)の気迫の連投を挙げた。
マンシーは4日(日本時間5日)、ポッドキャスト番組「ファウルテリトリー」に出演。同シリーズで最も好きなシーンを問われると「一つ選ぶのは難しいけど、すぐに思い浮かぶのはヨシが100球投げた後、翌日も40球投げたこと。あれは本当にどうかしてる」と強調。「彼は前日の試合でまだ40、50球投げられるけど、翌日は投げられるかわからないと言っていた。でも、結局彼を(第6戦、96球で)降ろし、そして彼は翌日投げることができた」と舞台裏に言及した。「彼が実際に投げられるかどうかはわからなかったけど、彼は志願してマウンドに立った。だから、1つの場面を選ぶのは難しいけど、僕にとってはヨシが勝利のためにあそこまで体を張った姿は言葉では言い表せないものなんだ」とたたえた。
さらに延長18回まで戦った第3戦で中1日の山本がブルペン待機した際のエピソードも披露。「ヨシのすごさを伝えるためにもう一つ紹介したい。18回の試合で、彼はブルペンに行って準備するとコーチ陣に伝えた。僕が聞いたのは、向こうでキャッチボールをしたときに、速球が少し浮いていたらしいんだ」と、第2戦の疲労が影響していたと明かした。
だが「ベンチから『次のイニングで投げる』って連絡がいって、実際に投げると知らされた瞬間、次に投げた球が100マイルを計測したらしい。『こいつは完全に集中している』って感じだった。すさまじいことよ」と、山本が試合モードに切り替えたときの集中力に驚愕(きょうがく)していた。
