
仙台育英高校は(宮城)は5日、公式HPで在校生・保護者にむけて「報道にあった『いじめ重大事態』について」(第二報)という文書を公開した。
4日に地元の一部メディアが、「仙台育英サッカー部で『いじめ重大事態』全国大会出場は未定 生徒が暴言受け抑うつ症状に」と報道したことを受け、「本件は11月1日に仙台育英学園高等学校の在校生・保護者の皆様に第一報として『いじめ重大事態報告に寄せる校長所見』でお伝えした内容のものとなります」とした。
第二報の全文は以下の通り。
報道にあった「いじめ重大事態」について(第二報)
2025年11月4日(火)、一部報道機関から「仙台育英サッカー部で「いじめ重大事態」全国大会出場は未定生徒が暴言受け抑うつ症状に」といった報道がありました。本件は11月1日(土)に仙台育英学園高等学校の在校生・保護者の皆様に第一報として「いじめ重大事態報告に寄せる校長所見」(以下、全文掲載)でお伝えした内容のものとなります。
被害を訴える生徒およびそのご家族に対して、被害を防止できず、相談できる環境を十分に本学園が提供できなかったことを改めて心より深くお詫び申し上げます。また、在校生・保護者の皆様に対しては、報道を通じ本事案について改めてご心配をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
生徒の個人情報を保護する観点や名誉毀損を防止する観点を踏まえ、本学園の対応の現状について皆様へご説明申し上げます。本事案は生徒より情報提供のあった2024年5月より「いじめ防止対策推進法」に基づき保護を継続して参りましたが、生徒の了承が得られた2025年10月以降は「いじめ防止対策推進法」に基づき調査をしているところです。
本校としては、今後も生徒の心情に寄り添い真相究明を続け、そこで明らかになったことを踏まえて、関係機関とも協力しながら、本学園体育会サッカー部の関係生徒に対して学則、部規則等に基づく処分の有無を判断いたします。加えて校長所見のとおり、これを機に、体育会サッカー部を含む仙台育英学園が設置する全ての体育会運動部・文化会文化部に対して調査を実施することで、「いじり」と「いじめ」が構造的に発生しやすい高リスク集団となっていないかの確認を行い、構造的な課題が発見された部活動についてはその課題の解決に注力するために対外活動の停止を行う予定です。
本校は学校としての責任を深く自覚し、生徒とご家族の心の安寧にむけて対応し続けることで、信頼回復に努めてまいります。
