
レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(24)が4日、クラブでの記者会見に出席し、予想以上に長引いたけがについて言及した。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。
まずけが明け後のフィジカルコンディションについて、「いい状態だよ。復帰したのはチームに貢献するためだ。サッカーをするのが好きなので、これまでいたすべての場所でできる限り試合に出ようと努めてきた。もし僕がピッチにいないのを見かけたら、それは全力を尽くしたけれど、チームと一緒にいるのが不可能な状態だったからだ。もしそうでなければ、すべての試合に出場しているだろう」と話した。
長引いた負傷については、「けがをして戻った最初の1カ月は、それを抱えたままプレーしようと努めたんだ。かなり深刻なものだったけど、ラ・レアル(Rソシエダードの愛称)で1試合も欠場せず、すべて出場した。その後、代表チームに合流し、そこで回復を試みた。選手が所属クラブで出場している場合、代表に招集されるのは普通のことだ。彼らには僕を招集する権利があり、僕がラ・レアルですべての試合に出場している以上、クラブは“ノー”と言うことはできない」と説明した。
続けて、「日本に到着すると、代表監督は初戦を休ませてくれた。そして2戦目は僕の調子が良ければ、しばらくプレーさせようとしてくれた。治療は予想以上にうまくいき、2戦目に出場できるほど良くなっていた。でも、その後も試合があることを考慮して、出場時間を抑えてもらったんだ」と明かした。
そして、「ラ・レアルに戻り、最後の練習でクロスを上げる際におかしな動きをしてしまい、再び痛みを感じてしまった。そこで、その痛み抱え続けるのは良くないと思い、回復に努め、前回とは違うやり方で取り組んだんだ。確かにピッチには立っていたが、いつもの自分とは違っていた。僕にとってもチームにとっても、休むのがベストだったんだ」と述べていた。
元の状態に戻ったと思うかという質問に対しては、「それはあなたたちの意見次第だ。僕は先週、以前のような状態でチームに戻れると感じたから復帰した。だから、その意見は君たちのものであって、僕ではない」と返答した。【高橋智行通信員】
