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26年W杯放映権をDAZNとドコモが共同で取得見込み 試合数増で高騰 地上波放送は限定的か


【写真】DAZNのロゴ

来年6月に開幕するFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の放映権を、スポーツ専門の映像配信サービスDAZN(ダゾーン)と、映像配信サービスLeminoを提供する携帯電話大手NTTドコモが共同で取得する見込みであることが4日、関係者への取材で分かった。

当初設定されていた400億円の放映権料を350~300億円程度まで下げる交渉をしつつ両者が出し合うという。今大会から出場国が32→48チームに増加し、試合数も64から104に。これを根拠に国際サッカー連盟(FIFA)が高額な放映権料を引き上げた。他の有力動画配信プラットフォームも模索しているが最終的に2社に落ち着く見通しだ。

ドコモは「決まっているものはありません」との声明を発表し、DAZNは「現時点で決定している事実はございません」とコメントしている。

地上波は前回に続き限定的になりそうだ。関係者によると、NHKが手を挙げており、フジテレビと日本テレビが前向きに検討中。前回全64試合を無料配信したABEMAは断念しており、同社と資本関係があるテレビ朝日は消極的だという。日本時間の深夜帯から早朝にかけての中継となる今回は、NHKは日本戦など複数試合を担当予定だ。

02年日韓大会~18年ロシア大会まではNHKと民放、民放連で構成するジャパンコンソーシアムが放映権料を購入したが、前回からNHK、テレビ朝日、フジテレビだけになっていた。

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